『ウェールズ、いろとりどり』 その2 ~Mistle Thrush~
国際交流
ヤドリギツグミ
Mistle Thrush
こちらに来て早くも半月近くが経ちました。
こちらの森林公園は広大なので毎日8-10kmほど歩いて図鑑に載せる鳥たちや森林公園のスケッチ、今後の資料のための写真撮影などをしております。
今日は、到着して間もない頃のスケッチの一枚をご覧いただきたいと思います。
日本にはほとんど記録がないヤドリギツグミMistle Thrushです。
イギリス国内では普通に見られる鳥で、全長が30cmほど。ちょうどハトくらいの大きさです。前回5月にウェールズの皆さんにプロジェクトを進めるためのご挨拶に来たときは観察できなかった鳥ですが、今は実のなっている木々を飛び回っている姿を頻繁に見ることができます。
持ってきた望遠レンズが300mmなので、掲載できるようないい写真はまだ撮れてないのですが、実のなっている木の近くでじっとしていると双眼鏡で観察できる距離では細かいところまで観察してスケッチをしており、今回の掲載画像はそのうちの一枚です。
すでにスケッチが40枚以上になっておりまして、
自分でもこのペースでスケッチできていることに驚いています。
しかし、うつろい行く季節はとどまることを知らず、このペースでも遅いと感じています。
すべてを記録できない歯痒さ。それも絵を描く原動力になっている今日この頃です。
(ヒヨ吉)
※著作権保護のため、画像の一部加工をしております。あらかじめご了承ください。
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ヒヨ吉さん
現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。
現在、日英で楽しめる「鳥の本」を製作するために、ウェールズのアファンの森へ出張中。