ネイチャーポジティブを広げるために
創立100周年の紙の総合商社と100年後の森をつくる
アファンの森の南エリアの中に『Afan KPPの森』が誕生
長野県・黒姫で里山の再生に取り組んでいる一般財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団(長野県信濃町 理事長森田いづみ、以下当財団)は、当財団のオフィシャルスポンサーであるKPPグループホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役会長 兼 CEO:田辺 円、以下、 KPPグループ)と森づくり協定の契約を結び、アファンの森の南エリアの一部約3.5ヘクタールを『Afan KPPの森』と名付け、生物多様性の回復を目指した森林生態系の再生活動を共に推進しています。今年創立100周年を迎える紙の総合商社KPPグループと100年後の森を共に創成してまいります。
<世界的な課題に取り組むために>
一昨年12月に開催された生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)において、 2020年以降の生物多様性に関する世界目標となる「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択されました。同枠組では、生物多様性の観点から2030年までに陸と海の30%以上を保全する「30by30目標」が主要な目標の一つとして定められ、生物多様性の損失を止め、反転させ回復軌道に乗せるための緊急な行動をとる必要があることが明記されました。
生物多様性の回復を38年かけて実践している当財団の北エリアは、 環境省より「自然共生サイト」として認定されましたが、 当財団が所有するまだ手入れが及んでいない南エリアの森の多様性回復を加速させるために、企業とのタイアップを呼びかけたところ、かねてよりオフィシャルスポンサーであるKPPグループが賛同され、『Afan KPPの森』が誕生しました。共に生物多様性の回復を目指してまいります。
「紙でつなぐ、未来をつくる」 創立100周年コーポレートメッセージ
<KPPグループホールディングス株式会社>
文字の起源を遡ると紀元前4000年にたどりつきます。
言葉のコミュニケーションに文字が加わり、紙が発明され、印刷技術も進化を遂げました。
また、印刷機の発明が中世ヨーロッパで起こった文化運動(ルネッサンス)や科学革命、宗教改革に寄与するとともに、印刷媒体である紙は文字・活字文化を支え、人に寄り添い、思いを伝える情報伝達手段として人類に貢献してきました。
そして今、紙は地球環境にやさしい素材として、新たな領域に踏み込み、その用途はさらに広がりを見せています。 KPPグループは紙パルプ産業の流通の担い手として、紙という素材に付加価値を見出し、循環型社会の実現に貢献していきます。
「Afan KPPの森」100年先の未来を見据えた森林創成へ
私たちは「サステナブルな森づくりによる自然界と人類の共生」をテーマにこのエリアの整備に取り組んでいきたいと考えています。
国内ではその大半が失われた樹齢100年を超える大径木林を再び蘇生し、樹齢の異なる樹木や樹種がモザイク状に混ざり合う「生物多様性あふれる持続可能な森林」を目指してまいります。そして、人々が自然界と触れ合うことで、心豊かな人生を歩む一助になればと願っております。
<報道関係者お問い合わせ先>
KPP グループホールディングス株式会社
グループコーポレート・コミュニケーション室
TEL 03-3542-4169 Mail:kpp_cc@kpp-gr.com