8月も半ばを過ぎてようやく夏らしい日差しがアファンの森に差し込むようになりました。
やっと夏が来たと喜んでいたのもつかの間、もう秋風が吹きはじめました。
秋といえばキノコ、キノコといえば秋、という人も多いでしょうけれど、森の中では一年中さまざまなキノコが見られます。
先日森を歩いていると夏のキノコがいくつか姿を見せてくれました。
おもしろい形をしていますね。何かをつまんでいる人の手にも見えます。
名前は「サンコタケ」といいます。
こちらは森を歩くとよく目にします。ホウキタケ科の一種。
ホウキに似ていますね。このキノコの仲間には食べられるものもありますが、ハナホウキタケなど毒を持つものがあるので要注意です。食用になるものでもそんなに美味しいものではありません。サンゴのようですね。目で楽しむのがおすすめです。
色鮮やかな童話の世界に出てくるようなキノコですね。
これを見て「毒キノコですよね」と言う人がよくいますが、実はれっきとした食用キノコです。
ヨーロッパでは生で食べるそうです。
名前は「タマゴタケ」。最初は真っ白な卵の形をしていますが、卵の殻をやぶるように真っ赤な傘が出てきます。とても鮮やかな赤い色が特徴です。猛毒のベニテングタケと間違えて食べる人もいるようですので注意してください。
※ベニテングタケは傘に白いツブツブ(鱗片)があります。
美しい夏のキノコたちでした。
(事務局 堤)