アファンの森 いきものしらべ室の活動

調査研究

アファンの森財団にはいきものしらべ室があります。

麻布大学野生動物学研究室教授であった生態学者高槻成紀先生を室長に、特別顧問に千家典子様をお迎えし、各調査者の協力のもと、様々な調査・研究をおこなっています。

これまでのブログでも取り上げているフクロウの食性調査やシカの生息調査などはその活動の一部です。

以前に紹介したフクロウガイドブックをはじめ、アファンの森生きものガイドブック(春夏秋冬)の編纂もその一つで、アファンの森を訪れる方々がガイドブックを手に森を歩くことでより自然を深く知ることができるようにしました。

また、フクロウに関する継続した調査は論文「日本中部のアファンの森のフクロウStrix uralensis の繁殖と食性の長期調査」としてまとめられ、日本野鳥の会のStrix誌に掲載する論文として正式に受理されました。

今問題になっていることへの対策として、アファンの森周辺でもシカが増えてきたことで食害も見られるようになってきたことから、全国で起きているシカ食害による森林の荒廃が黒姫で広がってしまう前にどう対策をしたら良いかなど、シカの食性調査などをもとに検討をおこなっています。

いきものしらべ室はアファンの森の生きものについて、そして生きものと生きものの繋がりについて、これからも調査・研究をおこなっていきます。

カテゴリー
月別アーカイブ
サイト内検索
タグ