【財団の活動】会員見学会 5月
普及交流今年初めての会員見学会をおこないました。
5月も始まったばかりというのに汗ばむ陽気。
参加人数は午前も午後も定員いっぱいです。
ご家族で来られた方、遠く東京や関西方面から来られた方、里山の保全をされている方…
みなさんこの日をとても楽しみにされていたようです。
ガイドはこの森と20年以上の付き合いになる松木さん。
参加者のみなさんと一緒に新緑の森をあるきはじめました。
森の入口
落ちている1本の小枝を手に取り、
「この木はコナラ、2年くらい前に事故で折れたもんだ、自然に折れたもんじゃねえ。樹齢は….」
ウリハダカエデの木の前で
「幹に小さな穴を開けて冬に樹液をとるんだ。何時間も煮詰めると甘くてとってもうまいもんだ….」
ここでしか聞けない松木さんならではの解説ぶりにみなさん感心しきりの様子。
何気なく足元の草に目をやり
「おっ!めずらしいもんだな~、この森に来てから初めて見たぞ。」
なんと、この森の主でさえもまだまだ新しい発見があったようです。
ウリハダカエデ樹液の話
松木さんのガイドで植物をじっくり観察したり、様々な花の写真を撮ったり、とても楽しんでいただけたようでした。
歩いた後は森のごちそう。
大ぶりのタラの芽と今が旬のシイタケの天ぷらをいただいて見学会のシメ。
短い時間のために森へお越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
スミレの群落 バイケイソウ
(事務局 堤)