森の再生

森を甦らせる森の再生

森林整備について

100年後の森のために今できることとして、土地本来の植生が戻り様々な生きものが共に暮らせるように、荒廃した山林の整備作業を行っています。
アファンの森財団にとって、森林整備は活動の原点です。放置され荒廃した森を再生させること=「森は人の手で豊かによみがえる」ことを実践しています。

森を甦らせる森の再生

人工林(国有林)再生の試み

日本の森の40%を締める人工林。アファンの森に隣接する国有林も、手入れ不足のスギ林が多くを占めています。アファンの森づくりをこの国有林に拡大する為に、2012年3月アファンの森財団は、中部森林管理局北信森林管理署と協定を結び、隣接する国有林約27haを「森林・林業再生モデル林」と名付け借り受けることになりました。経済林としての生産性と森林の生態系回復を両立される試みを行なっています。

森を甦らせる森の再生

トラスト活動について

アファンの森の周辺の放置された山林を買い取り、より大きな森の生態系の再生を目指しています。
森を大きくすることと、より大きな生態系を再生することにつながります。トラスト募金にご協力いただき少しずつ森を広げ、猛禽類のフクロウが無理なく繁殖できる面積である50ヘクタールを当面の目標としています。

森を甦らせる森の再生

調査研究について

どんな動植物が森に暮らしているかを継続的に調べ、森林再生活動の効果を検証しています。
私たちの調査研究活動は、アファンの森の生きものに「森の居心地」を尋ねる活動です。森を利用する生きものに私たちの森づくりを評価してもらいます。

心の再生

森が心をはぐくむ心の再生

5センスプロジェクト

様々な生きものが豊かに暮らす森には、人の五感に働きかけ本来の自分を取り戻すチカラがあります。心に傷を負った子どもたちや障がいを持った子どもたちを招待し、豊かな森に包まれながら、スタッフと共に「今」を楽しむことで、心を癒し、解放することをサポートしている活動です。

子どもたちの笑顔を取り戻す心の再生

福島キッズ森もりプロジェクト

東日本大震災に伴う原発事故の影響により外遊びを制限されたり、不安やストレスを感じている子どもたちをアファンの森に招待し、大自然の中で、心と身体を解放することを目的に活動しています。
公益財団法人イオンワンパーセントクラブとの共催事業です。

地域の創生

地域社会と自然のつながりを取り戻す地域の創生

震災復興プロジェクト

2011年、東日本大震災の津波で甚大な被害にあった東松島市。高台移転および学校再建にあたり、公立小学校を「森の学校」にすべく東松島と協定を結びました。地域のみなさまとともに「復興の森づくり」を進め、子どもたちに生きる力を育てる森の授業を行っています。
被災地の自然を再生することで地域の活性化に繋げ、持続可能な復興を図っています。

地域社会と自然のつながりを取り戻す地域の創生

ホースプロジェクト

豊かな森を甦らせるパートナーとして馬の活用を試みています。
伐った木を馬で運び出す「馬搬」や畑を耕す「馬耕」という伝統的な技術を活用し、日本の地形にあった林業や農業などを見直していきます。また、馬と共に森で過ごす体験プログラムを展開しています。
森と共に人々が心豊かな暮らしを育むことができる社会を目指します。

普及交流

想いを伝える普及交流

豊かな森の存在意義を伝え続ける

甦ったアファンの森は生物多様性にあふれ、森を訪れる多くの人を心豊かにしてくれました。
そんな森の可能性や豊かな森の存在意義について、森の見学会や視察、環境関連のイベント出展を通してお伝えしています。

想いを伝える普及交流

人材育成について

アファンの森のように人の手で甦った豊かな森を、日本中に広げるために大事な活動の一つが人材育成活動です。
日本中の森が健全になることを目指して、森林生態系や生物多様性の重要性を伝える体験プログラムを提供しています。