【財団の活動】ニコル理事長と財団職員が東松島市を訪問

震災復興

8月と9月にアファンの森へ被災された方々をご招待することがご縁で、宮城県東松島市との交流が始まりました。

9月15・16日、 理事長のニコルと財団職員が東松島市を訪問し、被害の情況などを大沼副市長よりご説明いただきました。

【大沼副市長から被害や復興計画について説明】


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東松島市では、市街地の約65%が浸水。
1044名がお亡くなりになり、94名の方が行方不明となっています。
ピーク時で約15000名の方が、避難所で生活をされていましたが、8月末で、すべての方が仮設住宅へ移られたそうです。

学校は14校の小中学校のうち6校が水没。特に浜市小学校、野蒜小学校、鳴瀬第二中学校が壊滅的な被害に遭い現在も校舎が使えず、他の学校や市役所の施設を一部借りて授業を行っています。

東松島市役所の方々は被害が大きかった学校の子ども達を、アファンの森で思いっきり遊ばせてほしいと、市民に参加を呼びかけて下さいました。

【 津波の被害の後、ご遺体安置場となっていた
体育館でボランティアの方が作業(鳴瀬二中)】


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8月に参加者して下さった東松島市の復興政策部の方がアファンの森で3日間過ごされ、
「25年前に幽霊森と呼ばれていたアファンの森が、現在の東松島市です。現在の美しいアファンの森を観て、希望が持てました。そして私たちが何をすべきかも僕にははっきり見えました。
『松木さんがアファンの森は楽しいよ』といっているように『おらほの町も楽しいよ』と言える街にきっとしてみます!」と嬉しいお言葉をいただきました。

国や政府の方針が一向に定まらない中、従来の学校を再建するのではなく、新しい発想の”森の学校”にしようと計画を練っていらっしゃるご様子。

 【 阿部市長、宮城大学風見先生、復興対策部、教育委員会のみなさまと】


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山あり田んぼがあり海がある、美しい東松島市の自然を再生し新しい日本の森林文化の発祥地にしたいとおっしゃていました。
ニコルほかアファンスタッフ一同も、今後とも出来うる限りのお手伝いをさせていただくことを誓いました。

(事務局 野口)

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