【財団の活動】東松島市にサンタがやってくる
震災復興クリスマスの3連休、
皆様どのようにお過ごしになりましたでしょうか。
私達は、8月と9月にアファン“心の森”プロジェクトに参加いただいた方々の暮らす、東松島市へ出かけてきました。
今回はCWニコルではなく、
St.ニコラス(つまり、サンタクロースです)
と一緒に出かけてきました。
12月23日(金)は上のチラシにあるように、
馬車に乗ったサンタが東松島市をパレードをしながら、子ども達へプレゼントを直接手渡しました。
心の森プロジェクトをきっかけに、東松島市の方々とつながりができました。
今後は、震災復興プロジェクトとして東松島市での取組みにも協力してまいりますが、
その前段として今回のイベントが実施されました。
それでもたくさんの人が集まっていただき、馬車に揺られてゆっくり進むサンタを迎えていただきました。
復興ボランティア団体の方々にも交通整理いただいたので、混乱なく進みました。
サンタから直接プレゼントが手渡されました。
このプレゼント、
各方面からご協賛、ご協力いただいたものに加え、
群馬県の伊勢崎市立宮郷第二小学校の子どもたち自身が書いたメッセージカードが入ったプレゼントなんです。
(取材記事はこちら)
小さなサンタクロースも登場し、寒空でしたが温かい時間でした。
このパレードの前日には、保育所へ出かけました。
クニポン(池田邦太郎さん)
が登場して、
子ども達と音楽を楽しんだ後、
サンタがプレゼントを持って登場!
保育所の子ども達には抱えるほどの大きなプレゼント。
支援の手は、津波で大きな被害のあった場所や施設へ集中する現実があります。
今回訪問した二つの保育所は、幸いにも津波の被害がなかった保育所でした。
それ故に、支援の手があまり届いていなかった保育所だったのだそうです。
同じ東松島市内で、被災の状況に大きな差があり、
住民の方々の意識や感情にも大きな差があるようです。
その間にいる市職員の方々の苦労がとても感じられる体験でもありました。
このケーキも、フレンチの「シェ・イノ」さんの協力があって実現し、
シェフに掛け合っていただいた方も全てボランティアで動いていただきました。
甘党の私としては、
味見ができなかったのが残念です。。。
8月、9月にアファンの森に来てくれた方々と再会して、楽しい時間も過ごしました。
参加者同士で集まったり、この日を楽しみにしていた、などありがたい、嬉しい声をたくさんかけていただきました。
子ども達はみんな元気で、パレードでも手伝ってくれました。
同時に、
改めて野蒜地区の状況を目のあたりにしました。
小学生の兄弟が、野蒜小で助けてもらった時のことや、さら地になった自宅の場所や、その裏の秘密基地だった場所など、無邪気に3/11に起こったことをたくさん説明してくれました。
復興ボランティアの車両がそばを通ると、手を振るその子を見て、
何とも言葉にできない気持ちになりました。
がれきの山などは片付いています。仙石線も少しづつと整えられていました。
それ故に、被災の状況が見えにくくなってきています。
被災者の意識の差や心の状態なども、見えにくいです。
パッと見て見えないから別のところへ、ではなく
注意深く心を寄せていくことが必要だろうと感じました。
協力:八丸牧場(盛岡市)、ボランティア団体プラスネオ、サンデン環境みらい財団、群馬県伊勢崎市立宮郷第二小学校の皆さん、フランス料理店シェ・イノ
協賛:ボッシュ株式会社、日本アムウェイ合同会社、イオングループ
写真:山本彩乃 ※写真のコピー、使用、複製はご遠慮ください
取材記事はこちら
(黒姫事務局 河西)