【財団の活動】東松島市でニコルの出前授業
震災復興アファン震災復興プロジェクト
~ 今こそ夢を ~
C.W.ニコルが東松島市の小学校で出前授業
震災から一年が過ぎ、日常に近い毎日が過ぎようとしています。
しかし、壊滅的な被害にあった地域では、まだまだ復興とうい言葉が虚しいくらい先の見えない状況が続いています。
東松島市では、小中学校14校中3校が使用できなくなり、現在も仮設の校舎で授業を行っています。
新しい学校を良いものにするために、2月から「森の学校プロジェクト」検討委員会を作り、アファンの森財団として森の再生を含めた森の学校の提案をしていますが、東松島市の動きがどんなに早くても新しい学校ができるまでには3年以上かかってしまいます。
仮設住宅から仮設校舎に通う子ども達は新しい学校ができるころには卒業してしまうという子ども達も沢山います。
私たちは、今こそ子ども達に夢と希望を持ってもらいたいと思い、先週1週間かけて東松島市の小学校5校でニコルの出前授業を行ってきました。
アファンの森財団の調査チームが、東松島市の高台移転用地を事前に調査を行ったところ、この森は多くの絶滅危惧種を含む貴重な森であることが分かりました。
まず、子ども達にふるさとの自然が震災にも耐え、貴重な自然が残っている誇るべき場所であることを伝え、もっともっとよくするために森を甦らせたスペシャリストであるニコルにアファンの森の再生の方法を聞く、という内容です。
アファンの森の生き物クイズをしたり、森は様々な生き物が関わりあって生きていることを知ってもらい、最後にはみんなにそれぞれの森のイメージを絵に描いてもらいました。
「森は甦る」ということが、みんなの気持ちに少しでも芽生えればと思っています。
小学校5校、4年生~6年生 合計333名の子ども達の輝いていいる瞳こそが、この地域の宝ものです。
みんなに出会えて、力をもらったのは私たちでした。
(事務局 野口 写真協力:管洋介)
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