【財団の活動】東松島市の中学生と職員が「未来を描く」
震災復興少し前になりますが、7月28日(土)~29日(日)の1泊2日で、
協定を結んだ東松島市の中学生9人と市職員10人をお招きして、
「復興のためのダイアログinアファン」を実施しました。
※当日の様子は、8/25(土)7:30からのNHKニュース「おはよう日本」(首都圏版)の中で放映される予定です。
これまでは小学生とその保護者の方々をお招きして、
ホッとしていただきたい、リラックスとリフレッシュしていただきたい
という思いで実施してきました。
今回は、
・人の手で甦らせたアファンの森を肌身で味わっていただき、
・地元の森や、森の学校のイメージを膨らませ表現してしてもらう、
ことを意図した、初めての機会でした。
参加者の皆さんは新幹線を乗り継いで来てくれました。
入り口で手を入れる前の様子を少しお伝えして、
まずは森の中でお弁当タイムです。
初日はアファンの森を肌身で分かっていただく日として、
中学生と職員とに分かれてそれぞれ活動しました。
中学生チームは、散策しながら森づくりの話を伝えることから始めました。
が、やはり森を遊んでもらわないと始まらないので、
生物に出会ったり
はだしで沢を歩いたり
ブランコをしたり
…
と、いつものアファンの森での活動らしくなりました。
一方、職員チームは「松木ワールド」です。
森作りについて語ってもらいながらアファンの森を散策しました。
森作りの最前線からは引退したものの、森と関わる姿は楽しげでその様子も感じていただけたらいいなぁと思い、一緒に歩いていただきました。
初日にのテーマのもう一つは「過去から今」でした。
夕食後、夜の森も体験いただきました。
そして、ニコルと共に火を囲み、シェアリングの時間も持ちました。
とても神聖で大事な時間になったと思っています。
開けて2日目、テーマは「未来」です。
アファンセンターでワークショップです。
地元の東松島市の森をどうしたいか
その森の中にある学校はどんな学校になってほしいのか
自由に思い描き、分かち合う時間でした。
市職員も中学生も特に分け隔てなく描き発表頂きました。
「それいいねぇ」
「なるほど~」
「面白い」
…
自然とこんな声が飛び交うような楽しい時間でした。
「どれも実現できるよ」と、ニコル。
「一緒に進めていきましょう」と、このワークショップをファシリテートしていただいた風見先生。
中身のあるワークショップだったと感じました。
個人的には、改めて自由に、かつ真剣に未来を描くことの楽しさを思い起こしてもらった体験でした。
もう一度アファンの森に戻り、森での時間を過ごして、
参加者の皆さんは東松島市へ帰っていかれました。
短い時間でしたが、どの場面も内容の濃い時間を過ごせたと感じれる2日間でした。
中学生からは、
もっと森での時間がほしかった、という声と同時に
ホタルに出会えたこと、心が安らいだこと、を伝えてくれた人もいました。
市職員の皆さんのアンケートからは、
「森や森の学校のイメージが、白黒からカラーになるようなワクワクするような話し合いができて満たされた気持ちになった」
という言葉が象徴するように、有意義な時間を過ごしていただいたようです。
参加者の皆さんには、こちらの提供するプログラムにちゃんと向き合っていただき、
とてもありがたいと感じています。初めての機会で運営サイドとしてはもっと配慮すべきことがありましたが、カバーしていただきました。
それだけ皆さんの意識が高く、主体的であったと感じています。
ワークショップがワクワク感につつまれたのはそれを物語っていて、それぞれが豊かな森の価値をつかんでいただけたのではないかと思います。
また、ニコル自身がやはり東松島市での「森づくりと森の学校プロジェクト」に強い思いがあり、今後も共に歩ませていただきます。
活動は随時ご報告してまいります。
共催 : 宮城大学 風見研究室
協賛 : イオン1%クラブ
後援 : 東松島市教育委員会
この他、さまざまな団体、個人にご協力いただきました。
改めてお礼申しげます。
なお、当日の様子は、
8月25日(土)7:30~からのNHKニュース「おはよう日本」(首都圏版)の中で放映される予定です。
どうぞご覧下さい。
(黒姫事務局 河西)