【財団の活動】総勢120名で復興の森づくり
震災復興12月8日(土)、震災復興プロジェクトの一環で進めている東松島市“復興の森づくり”の第2回目を、今年10月に続いて行いました。寒波が到来し、雪が積もる寒いなかでの活動でしたが、多くの方々が参加してくださいました。
森づくりが野蒜地区でスタートしているということで、今回は野蒜小学校にご協力いただき募集した児童とご家族、野蒜地区周辺にお住まいの方々を中心とした市民の皆様、そして、イオン1%クラブの支援している「イオンスカラシップ奨学生」の留学生35名が加わり、総勢120名で森づくり作業をしました。
まずはニコルから開会宣言。森づくりや地域の再生などについて、熱い思いが語られました。
そして作業開始。
今回は120人という大所帯なので、3グループに分けて作業しました。
1つ目のグループは放置された谷戸を再生するチーム。
主にササ刈り。横一列になって谷戸の奥へどんどん刈り進んでいきます。
小さい子も一生懸命に作業をしていました。
絡まったフジヅルも力を合わせて。
下草刈りや細い常緑樹の間伐をしました。
登るのも大変な急斜面での作業ですが、みなさんの頑張りでだいぶ明るさを取り戻してきました。
ハードな作業の合間には、こんなお楽しみも。
そして、最後はキッチンチームです。
作業でお腹をすかせた人たちのために昼食をつくります。大事ですね。
なんといっても120人分ですから材料切るのだって、煮込むのだって大変だったでしょう。
おにぎりと温かい豚汁を、みんなで美味しく頂きました。デザートは焼きマシュマロです。
作業の成果はというと、
ちょっと分かりづらいですが、太い木の奥側が開けて一段上(奥)の土手が姿を見せています。(手前の山は今回の作業で出た刈りくずです)
こちらは斜面中ほどから上側が開けて明るくなっているのが分かるでしょうか。
いつも感じることですが、大人数で作業をすると驚くほどのペースで成果があらわれます。
加えてこの森づくりには地域の皆さんの「自分たちの手で」という思いが込められているからでしょうか、余計に森が変わっていくのが感じられます。
雪が降ったり、前日に大きな地震があったりと心配しましたが、皆さん明るく笑顔で作業してくださいました。
本当にありがとうございました。
また、今回も現地での事前作業・連絡・交渉等にご協力いただきましたNPO法人児童養護施設支援の会の皆様にも感謝いたします。
今後も東松島市での森づくりを、地域の方々と一緒に続けてまいります。
(東京オフィス 福地、黒姫事務局 大澤)
ツイート