【財団の活動】東松島で自然観察
震災復興東松島市野蒜の子ども達と生きもの観察、巣箱づくりをしてきました。
野蒜中下地区のこども育成会のイベントで、私達は生きものの専門家としてそのお手伝いです。梅雨の明けない宮城県ですが、この日は朝から晴れて、暑くなりました。
まずは田んぼや水路の生きもの観察から。たも網で生きものを捕まえ、どんな生きものが暮らしているのかを調べました。メダカ、モツゴ、ウキゴリ、マツモムシ、カイエビなどなど。気になる生きものは実体顕微鏡で観察。子ども達の興味は尽きません。
続いて、 鳥の巣箱づくりです。
ここ野蒜地区は震災復興のための高台移転計画が進んでいます。そのため周囲では造成作業が始まっていて、森は広い面積が伐採されてしまいました。
多くの鳥たちもすみかを失ってしまったことでしょう。そこで、隣接する「復興の森」エリアに巣箱をかけ、営巣調査をおこなおうと考えています。
子ども達にその巣箱づくりを手伝ってもらいました。
木板に寸法を測って線を引き、ノコギリで切り、くぎを打って巣箱を組み立てました。
作ったのは小鳥用の巣箱でしたが、最後にフクロウ用の大きな巣箱もみんなで作り上げました。
このような活動によって子ども達が自然や生きものに興味を持ち、これからもずっと暮らしていく地域に目を向けるきっかけになれば嬉しいです。
中下の皆さん、このようなイベントに参加させていただきありがとうございました。
バーベキューおいしかったです。そして、とても楽しかったです。
(黒姫事務局 福地)
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