会員見学会 6月
普及交流長野はまだ梅雨入り宣言が出ていませんが、朝から曇り空の空模様です。
5月の見学会ではスミレやニリンソウなど春の花が咲き、
木々の葉は萌黄色のアファンの森でした。
6月のアファンの森は...
今回もこの森を管理する松木さんの案内で歩き始めました。
林床の草はひざ丈よりも高くなり、ナルコユリが白緑色の蕾をつけています。
木にはヤマボウシやカンボクの白い花が咲き、濃緑色になった葉とのた対比が鮮やかです。
水辺ではモリアオガエルの鳴き声も聞こえ、ひと月で森の様相は大きく変化していました。
ミズナラの木の下では、木に登ってドングリを食べていたツキノワグマの話。
フクロウの巣箱の下ではこの春に巣立ったフクロウがまだ卵だった頃の話。
カモシカの足跡が残る弥生池のほとりでは、大切にしていた蓮(ハス)が
カモシカに食べられたしまった話。
はたまたミョウガが自生する場所では、名の由来と「みょうがの物忘れ」にまつわる
落語のネタのようなお話など、思わず吹き出してしまいそうな名ガイドです。
6月のアファンの森を歩き、松木さんの「ためになる?」解説に、参加された皆さん
笑顔が絶えませんでした。
午後は小雨と霧の森でしたが、雨もいいもんだなと思わせる楽しいひと時でした。
短い時間のためにわざわざお越しいただいた皆さま、どうもありがとうございました。
【事務局 堤】