9月11日(金)~12日(土)に、7回目となる「リコー森の教室」が行われ、
スポンサリングいただいているリコーグループの「環境ボランティアリーダー」11名がアファンの森で2日間学んでいかれました。
「森の教室」は、(株)リコー社内の制度である環境ボランティアリーダーのレベルアップ研修で、「リコー環境ボランティアリーダー養成プログラム」の一環で行われているものです。森林保全の適切な知識や技術を学び環境意識も高め、地域での社会貢献活動に役立つ人材養成を狙いとしています。
今年はその内容を一新し、今まで行ってきた作業実習に
●参加者みなさんが普段活動をしている現場での問題や懸念、また活動していない方は活動に踏み出すまでの悩みを分かち合うこと
●その場にいる生き物に丁寧に目を向けることを通して、活動している現場を知る(評価する)感覚を身につける実習
などを含めた1泊2日で、活動のレベルを前進させることを意図した内容となりました。
今回は腕に覚えのある方が多いので、チェーンソーをつかっての伐採作業を行いました。
ナタやノコギリを使って、枝を落として片付け、たま切りにした材を運ぶまで、きっちり作業していただきました。
作業でデトックスしていただいた後は、アファンの森を散策です。
土壌が特徴的な5か所をフィールドノートを片手に見て回ります。樹林の違い、どんな作業をしてきたのか、どんな特徴があるのか、概念だけではなく肌身でも分かっていただく時間です。
夕食の後、ナイトハイクに出かけ、夜のアファンの森も体感いただきました。
生き物の時間になっている夜のアファンの森をゆっくりと歩いて、ティピーへ。
たき火を囲んで、参加者皆さんの日ごろの活動の分かち合いの時間を持ちました。
それぞれの思い、悩みなど素直な声が聞こえたように感じた時間でした。
導入の講義があった後、実際に水周りの生物を採捕し、観察します。そして、その生き物が確認できたことが持つ意味にまで視点を伸ばしていただきました。
2日目は雨模様でしたが、みなさん意欲的で充実した2日間となりました。
ある方にとっては、ただ整備作業をしていたのが、生き物に目を向けるきっかけになったり、また、これまで地元の活動に参加できなかった方が「とにかく参加してみようよ」と話している声が聞こえたり、少なからず参加者の方の前進が感じられました。
アファンで学んだ方々の地元での活躍をお祈りしています。
(事務局 河西)