【財団の活動】 森と風の教室inアファンの森~新緑編~

普及交流

長野県に暮らしている高校生、大学生を対象に、

「森と風の教室inアファンの森」が6月19日に行われました。

 

地元長野の次の世代を担う若者に、

森に目を向けてもらい、意識高く関わってもらいたいと思いを込めた活動です。

 

全2回、固定メンバーで実施するその1回目を実施しました。

 

 

長野駅に集合後してバスでアファンの森へ向かいましたが、

到着したのは未整備のエリア。

自己紹介も早々に、いきなり松木と一緒にヤブ刈をしたあとの片付け(地ごしらえ)をしていただきました。

 

一時間程、作業に汗を流していただいて、いつもの森の入口へ向かいます。

これまで整備を続けてきた森の中で、

地元のおばちゃんたち(信濃町諸施設農産物加工所こすもすの里)が作ってくれた「癒しの森のお弁当」をほおばって、松木と共に散策にでかけます。

 

松木と共に散策いつものように

「なにか質問してくれ」、「全部覚えてもらったんじゃ困る、ちょっとだけ覚えてかえってくれ」

と松木節は炸裂していました。はじめは戸惑いぎみの若者たちも、徐々に慣れてきてて笑い声が森に響き初めています。

そうは言っても、森のことをある程度知らないと松木の話にはついていけない部分もあり、

質問できずに困った人もいたことでしょう。

「俺が質問して、俺が答えたんじゃ話しになんねぇんだけどなぁ」と、やはりいつものセリフが出てきました。

 

森の様子と、この松木が視点が刺激になっていくれたらと願いながら同行しました。

 

 

ニコルの話森をひと回りして、サウンドシェルターでニコルと出会いました。

若者の間では「はちみつおじさん」で通っていますが、

アファンの森の中で森のことを語ると、その場の空気は変わります。

 

 

「森はおしゃべり」

ニコルの言葉で、今回多くの参加者に伝わったようです。

 

参加者に火をつけてもらい、ニコル特製のパンケーキも焼きました。

その間にも、ニコルへ直接質問をしてくれる人もいたり、生き物好きの参加者は水路に目を凝らしながら夢中になっていきものと触れていたり。。。

 

30分ほど森の中でひとりで過ごしてももらいました。

 

「学び」の場でしたが、

授業や講義のような雰囲気ではなく、、森の中で楽しいことをしながら

ニコルの哲学や松木の視点を感じてもらい、その作業も体験いただきました。

 

放置林が当たり前で、それが森だと認識していた参加者も多くいたのですが、手を入れることの必要性と、その結果はお伝えできたかな、と感じています。

それ以外にも
・虫が苦手だったけど、いつの間にか気にならなくなっていた
・日本の森の多様性を再確認できた
・整備された森は安心感があった。ホッとして心が暖かくなった。
などの声がありました。

 

次回は8月19日。

長野県の森の現状を理解しつつ、日常での森との関わりをテーマにする予定です。

 

主催 : テレビ信州 ふるさと応援プロジェクト 伝えよう!里山ものがたり

テレビ信州さんでも活動報告しています。こちら

 

(事務局 河西)

 


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