【財団の活動】桜も見頃。4月会員見学会
普及交流暖かな日が続き桜もちょうど見ごろとなった4月30日、今年度最初の会員見学会が行われました。
写真の桜はベニヤマザクラ、エゾヤマザクラと呼ばれる桜で、ソメイヨシノに比べ紅色が強めで森や山によく映えます。
アファンの森の入り口にも ベニヤマザクラがあり、皆さんをお出迎えしています。
森の中に入ると、早速、「気持ちいい」という声が聞こえてきます。
アファンの森は人間の為にではなくて、生きものの為に整備を続けてきました。
それが結果として、人間にとっても気持ちのいい森になったのです。
では、アファンの森に棲む生きもの達はどう感じているの?
ならば、生きもの達に訊いてみましょうということで、各調査屋さんがいろいろな生き物に話を聞いているのです。
今年度は、そんな調査を担当している各分野の専門家を招き、話をしていただく見学会も実施していきます。
今回は、水生昆虫調査を担当している三森典彰さんをお招きしました。
調査の専門家の話と聞くと堅苦しそうと思うかもしれませんが、やる事は至ってシンプル。
ガサ入れをして取れた生きものを観察する。これだけです。
最初は子供に遠慮がちだった大人も昔を思い出したのか自ら網を手に取りガサガサと。
20分程の短い時間の中でも取れた生きものは、トンボのヤゴやトビケラ、カワゲラの幼虫、カエル、イモリと実に多種多様でした。
一口にヤゴ、トビケラと言ってもいろいろな種類のトンボやトビケラがいますから実際はすごくたくさんの種類の生きものが見られました。
と言う事は・・・
たくさんの生きものが棲める環境があり、棲む場所として気持ち良いからこの場所にいると言う事ではないでしょうか?
お昼を挟んで、トラストで取得したエリアに植樹もしていただきました。
私は植樹には同行できなかったのですが、植樹をして戻ってきた皆さんの顔には達成感がありました。(あと若干の疲労感が。。。?)
植樹の現場を見てはいませんが、皆さん頑張って作業をしていたのだと分かります。
植えた樹種はブナ。
100年も200年も育つブナを植える事が出来たと皆さん喜んでおられました。
今回は専門家の話と植樹作業とで丸1日をアファンの森で過ごしていただきました。
このような今までにはない新しい取り組みも今後、続けて行きたいと思います。
ご参加いただいた皆様ありがとうございました。
おまけ
お昼にはアファンの森産 コゴミの天ぷら。
大人気でした。
めったに会えない“赤鬼” にも出会う事が。
こちらも大人気。
(黒姫事務局 大澤)
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