【財団の活動】鳥の観察。6月会員見学会

普及交流

梅雨入りし、天候が心配ななか6月の会員見学会が行われました。

テーマは ~鳥博士と森歩き~ 

アファンの森で見られる鳥の観察をしながら森の散策を楽しんでいただきました。

 

今回は調査担当者をお招きする見学会の2回目。

アファンの森で鳥類、哺乳類の調査を担当していただいている川崎公夫さんをお招きして行われました。

メインは鳥の観察ということで、まずは1人1つずつ双眼鏡を持っていただきまして、使い方の簡単な説明をして出発です。

時折、晴れ間も見える天気にはなりましたが天候は今一つ。前日の雨の影響もあり、残念ながら鳥の声は少なめでした。

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それでも、「あそこにいるよ」と川崎さんの声がすると、皆さん一斉に同じ方向をむいて双眼鏡を構えます。

なれない双眼鏡に最初は戸惑いながらも、慣れてくると自分たちで鳥を探しながらの散策が始まります。

 

 

 

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木の上ばかりに気を取られていると、今度は足元に落ちている何気ない葉っぱを拾って解説が始まります。

 

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これは動物の食痕。葉を器用に二つ折りにして食べるのだそうです。

何かと言えば・・・こちらムササビがかじった痕。

動物の痕跡は人の前に姿は見せずとも確かにここに居ると分かる確かな証しです。

 

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そんな痕跡の一つに鳥の羽根もあります。川崎さんが今までに収集した鳥の羽根の数々。

キジ、ヤマドリ、オオタカ、ハヤブサ、フクロウなどなど。

触ってみると1つ1つの違いに差がある事がよくわかります。 

つるっとしていたり、硬かったり、ふわふわだったり。

中でもフクロウの羽根は絨毯のようにふわふわです。この構造を持つフクロウは音を立てずに飛ぶ事が出来るのです。

 

今回、メインの鳥は多く観察できませんでしたが、肉眼でははっきり見えない鳥の姿を双眼鏡で捉えるとその姿がはっきりと分かります。羽根の色、模様、形などなど今まで気づけなかった姿に「スゴイ!」、「綺麗!」と夢中になる会員さんの姿に嬉しくなりました。

お越しいただいた会員の皆さんありがとうございました。

 

(黒姫事務局 大澤)

 







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