梅雨まっただ中の7月9日、天気を心配しながら地元信濃町小中学校の小学4年生を対象に出前授業が行われました。
人間の言葉が話せない生きものと一体どのようにお話をすればいいのか?
まずは、教室の中で、生きものと話すためのコツを学びます。
講師の話に耳を傾け一生懸命にノートをとる子供たち。
・・・と、先生達。
自然と接する機会が減ってしまったのは大人たちも一緒です。
子供たちに自然について教えていこうとする先生方にとっても、普段から生きものを相手にしている講師の話には興味津々。
ある意味、子供たちよりも真剣でした。
教室での講義が終わったら、今度は外にでて実際の生きもの観察です。
天気が心配されましたが、太陽も顔を出して外の活動には少し暑いくらいでした。
場所は自分たちで米を育てている田んぼ。
自分たちの田んぼの周りにはいったいどんないきものが住んでいるのでしょう。
捕虫網を持って草地の生きものを狙う子供たちと、玉網を持って水の中の生きものを狙う子供たち。
泥だらけになりながらも、生きものが捕れると嬉しそうでした。
それぞれが捕まえた生きものを顕微鏡で観察したり、体のつくりをスケッチしたりしてノートに記録をしていきます。
ドジョウ、オタマジャクシ、ヤマカガシ、イモリ、ニホンカナヘビ、ケムシ、イナゴ、コオロギ、トノサマバッタ、モンシロチョウ、などなど
色々な生きものが記録できました。
ヤマカガシを見つけた子どもたち。ヘビと聞いて嫌がるかと思いきやみんな興味津々です。
さわれると聞けばみんなさわりたいと次々に手を伸ばしていました。
(ヤマカガシには毒があります。不用意に刺激したりさわったりしないようにお願いします。講師は生きものの専門家であり、安全に十分注意した上でさわらせております。)
第2回目の授業は夏休みが明けてから。
それまで、観察できた生きものが何でここに住んでいるの?とお話をしてみてください。
(黒姫事務局 大澤)
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