先週の6月27日、信濃小中学校の4年生を対象に生きもの観察プログラムの出前授業を実施しました。
信濃小中学校での授業は今年で2年目。
本来は前日26日の予定でしたが、雨により延期となり、翌日の27日に実施しました。
天気が心配な梅雨時でしたが、この日は気持ちの良い青空の中で田んぼの生きもの観察ができました。
信濃町は東京に比べるととても自然に恵まれています。
でも、当たり前にありすぎるために、自然の豊かさに気づいていなかったりもします。
実はすごく良いところに住んでいるんだよ。と、再認識してもらえるようにと思いも込めています。
実際に外に出て生きものを観察する前にまずは生きものと話ができるようにと、三森先生の導入の授業の時間。
生きものと話をするための3つのポイントを勉強します。
メダカの気持ちになって考えてみると、どうしたらメダカを守る事が出来るのかが見えてきますよ。
そんな三森先生の授業に耳を傾ける子どもたち。
知ってそうで知らないメダカの姿を書いて見るとなにやらへんてこなメダカに。。。
でも、体のつくりの特徴を押さえると立派なメダカに。
場所は、自分達で稲を育てている田んぼ。
自分達で草を抜いたり、水を管理したりしているそうです。
おいしいお米が収穫できる田んぼにはどんな生きものがいるのでしょうか?そして、近くに流れる鳥居川の生きものとどのように違うのか比べてみます。
田んぼで見られたのはトウキョウダルマガエル、しっぽがまだ長いアマガエル、赤トンボのヤゴ、ガムシなど。
一方鳥居川で見られたのは、カワゲラ、トビケラ、カゲロウのなどの水温が低くくて流れがある環境を好む生きものでした。体のつくりを見てみると平べったくて石の隙間に入りこめるような体のつくりです。そんなことに注意をしながら顕微鏡で観察して、スケッチしたり、書き込んだり。
身近な生きものに触れ、住む場所の違い、体のつくりの違いなどを知る事が出来たかな。
午前中をフルに使ってたくさんの生きものたちに出会えました。
子ども達の観察ノートにはたくさんの生きもの達が書き込まれていましたね。
これを持って、秋にはアファンの森で、今度は田んぼとアファンの森の生きものを比べます。どんな違いがわかるのか?
それまでに、よりたくさんの生きものと出会ってほしい、そう思いました。
(黒姫事務局 大澤)
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