【財団の活動】夜の森へ 7月会員見学会
普及交流関東甲信越が梅雨明け発表をした翌日、7月6日は会員見学会を実施しました。
今回は昼に森の散策と、見学会としては初めての試み「夜の森」ナイトハイクです。
梅雨は明けたと言いますが天気は曇り。気温湿度が高く夏らしいと言えば夏らしい森でした。
青々とした緑の木々、これから咲こうと蕾を膨らませている夏の花、湿度に誘われてかキノコがニョキニョキとでています。一番多かったのは毛虫やイモムシの類。。。
そんな昼の森の様子を覚えておいてもらいつつ、昼の部は終了。
参加者には時間を置いて夜の森へ来てもらいます。
しかし、日が暮れると雨が・・・
雨の中のナイトハイクとなってしまいました。
お互いの顔が見えない程の暗さの中、灯りを付けずに森へと出発。
暗くて見えない、目に頼る事が出来ない状況で必然的に他の感覚が研ぎ澄まされます。
私はこの感覚が生きものとの距離が縮む気がして好きです。
この日は強い雨でしたので、獣の気配を感じる事が出来ませんでした。
獣は夜行性のものが多いので夜の森は獣にグッと近づいた感覚にもなります。
それもナイトハイクの楽しみだったのですが、残念ながら味わえませんでした。
もう1つの楽しみはホタル。
こちらは、雨にも負けず光ってくれました。
ゲンジボタルがゆっくり明滅しながら舞う様子は幻想的で見るものを飽きさせません。
たっぷりホタルを見る時間を取って、最後はサウンドシェルターで雨宿り。
火を見つめていると心が安らぎます。ちょっとした癒しの空間です。
雨に降られてしまいましたが、
ちょっと特別な夜のアファンの森を体験していただけたのではないでしょうか。
(黒姫事務局 大澤)
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