第一回目に引き続き、2週連続で行いました昆虫標本作成講座が終了しました。
第二回目は、”展翅”といって、名前の通り、標本にする昆虫(主にトンボやチョウなど)の翅の形を整えて固定する方法のことです。
今回は、親子でのご参加もあり、とても活気のある時間となりました。
今回も「なるべく身近な道具で自宅でも手軽にできる昆虫標本作成」ということで、講座の時間内でウレタンマット等を使って展翅のための道具を作成しました。
今回は、ウレタンマットを使用しましたが、発泡スチロールなどでも作ることは可能なので、色々なもので試して”自分流”に工夫してみると、もっと手軽で使い易いものも見つかったりと面白さが増えるかもしれません!!
展翅をするための”展翅板”ができたら、簡単に作成法を説明して実際に作業に入ります。
技術的に最低限の説明はありますが、
微妙な力加減やコツは実際にやってみて、失敗を繰り返さないとわかって来ないものなので、
やってみて、疑問が生まれたその都度に質問を貰う形で作成していきました。
初めての展翅は、やはり難しく翅の先端などが破れてしまったりと、失敗もありましたが、、、
完成したのが、こちらです!!
後は、これを乾燥させて取り外せば完成です。
まだ、乾燥するまでにはしばらく時間がかかりますが、見栄えのするものとなりそうです!
前回不参加で、展翅が早く終わった子は、甲虫の展足も行いました。
とても良く観察していたと思います。
2週連続で実施した昆虫標本作成講座ですが、とても好評をいただき嬉しく思っています。
標本をつくることで、普段はあまり見ていなかった体のつくりを知ったり、また違った角度からの発見があるかと思います。
今後も、その他の標本作成法や、標本作成に限らずフィールドで使える講座を考えていますので、チェックして頂けたらと思います。
(東京オフィス)