『ウェールズ、いろとりどり』 その4 ~大発見~

国際交流

ユキホオジロ snowbunting-sktcss

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユキホオジロ
snowbunting-sktcss

 

 

 

 

今、英国鳥学会では5年間という歳月をかけて英国全土に生息する鳥の調査をしています。

その調査に私も参加することになり、先日調査員のデービッドさんが私の担当区域を調査する手順や方法を教えてくれながら、いっしょに歩いてくださいました。

 

その際に、二人で大発見をしてしまいました。

アファンの森林公園ではたいへん珍しいユキホオジロ(絵参照)を見つけたのです。

 

アファン森林公園は、「森林」という名前がついていますが、すべてが森林ではなく、過去に炭坑だった地域があって、森林地帯ばかりではなく裸地のままになっている場所もあります。

本来は海岸線の砂地や草地を好むユキホオジロですが、そのような環境に似た炭坑の跡地にふらりと舞い降りたのでしょう。

 

コンパクトカメラしか持っていなかった私はスケッチしか残せていないのが残念ですが、このスケッチを公園長のリチャードさんはたいへん気に入ってくれていまして、ビジターセンターのカフェで来園者に見せて自慢してくれました。

 

照れくさかったのですが、でも、心の中では「ありがとうございます」の気持ちでいっぱいでした。

 

(ヒヨ吉)

※著作権保護のため、画像の一部加工をしております。あらかじめご了承ください。

 

…………..

ヒヨ吉さん

現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。
現在、日英で楽しめる「鳥の本」を製作するために、ウェールズのアファンの森へ出張中。

 

カテゴリー
月別アーカイブ
サイト内検索
タグ