『ウェールズ、いろとりどり』 その20 ~ブルーベルの花~
国際交流今、ウェールズ・アファンの森林公園の林床には、ブルーベルという花がたくさん咲いています。
この花の青さには少し紫が入っていますが、なかなか写真では表しきれない微妙な色です。
木陰の下で風に揺れていると、本当にきれいで、先を急がなくてはいけないときでも、ついつい足を止めて見とれてしまいます。
森林公園のレンジャーのニックさんによれば、
今年は例年に比べると花が少なく、色もあまりよくないとのこと。
この花は、つぼみが作られるときに水分がたくさん必要らしいのですが、今年は異常に乾燥しているため(3~4月はほとんど雨が降りませんでした)、花が弱々しいとのことでした。
そんな厳しい時期を乗り越えてやっと花を咲かせているブルーベル。
色が良くなくたって、数が少なくたって、私はかまいません。
今、私の目の前で、咲いてくれていること。
そのことだけで、私は十分幸せです。
(ヒヨ吉)
※掲載画像を許可なく使用したり、引用することを固くお断りいたします。
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ヒヨ吉さん
現在、東京で仕事をする傍ら、アファンの野鳥調査に携わっていただいています。
小学生の頃から野鳥を観察していて、野鳥歴(?)は20年以上。
ニコルの手がけた専門学校の卒業生でもあります。
これまで調査や環境教育などに参画しつつ、野鳥のイラストも描かれていて、
2000年からは英国に留学し、日本では学ぶ場がない「野生生物画」を学んで2003年に帰国。
日本でもイラスト提供や個展など開かれています。
ヒヨドリが大好きなので「ヒヨ吉」。
現在、日英で楽しめる「鳥の本」を製作するために、ウェールズのアファンの森へ出張中。