【国際交流】エチオピア視察団がアファンの森の視察に来訪
国際交流アファンの森財団では国際交流事業の一環でエチオピアの世界遺産シミエン山岳国立公園の自然再生への支援をおこなっています。
昨年初めてシミエン山岳国立公園のスタッフが視察に来られてから交流が始まり、今年1~2月にはニコルが視察・調査のためエチオピアを訪問しました。
今回の来訪ではエチオピア政府の文化観光省国務大臣や野生生物保護機構の長官といった方々もいらっしゃいました。交流も本格化してきて、シミエン山岳国立公園を危機遺産から救うためにエチオピア政府も本気になってきたのかもしれません。今回も活発なディスカッションが行われ、シミエンを救うための様々なアイデアが示されました。
シミエンではこれまで放牧や焼き畑などが国立公園内でおこなわれてきました。その影響で森林面積は激減し、乾燥化が進んで水も減少しています。このまま何もせずにいたら手遅れになってしまうでしょう。でも今ならまだ間に合うと現地を視察して確信しました。私たちの提出した様々なアドバイスが実を結び、昔のような本当に美しいシミエンに戻すことができたなら最高ですね。今後もできる限りの支援を続けていこうと思います。
今回、ニコルは大臣からシミエン山岳国立公園の親善大使に任命されました。
(黒姫事務局 福地)