【森の様子】森の常連 ヒメシジミ
お知らせ今日は晴天。
雨が多いこの時期、お天気の日には森が急に賑やかになります。
ひらひらとナワシロイチゴの花にとまったのは、ヒメシジミ。
この子達は6月下旬から盛んに飛び始めました。
表側の翅が青色ならオス、茶色ならメス。
翅の色や柄を見せて、お互いに「仲間なのかな?メスとオスどっちかな?」と確かめ合います。
お見合いが成立したのか、この後一緒に飛び合いながら、求愛行動をしていました。
このヒメシジミ、昔は身近なチョウでしたが、今は多くの地域で絶滅してしまい、準絶滅危惧種に指定されています。
幼虫の時に食べる葉っぱ(食草)はアザミやヨモギなどで色んな場所に生えている植物。
ですが、食草があっても、山の中の明るい林や草地、湿地でないとヒ
メシジミは生きていけないようなのです。
日本に暮らす私達が山を里山として使わなくなったことで、失ってしまった環境です。
多くの生きもの達が影響を受ける中、このヒメシジミも生きることが難しくなっていたのでしょう。
普通に過ごしていると、身近な生きもの達がなぜそこで生きられているか気付けず、失って初めてわかることがたくさんありますね。。
嬉しいことに、アファンの森にとってヒメシジミは毎年の常連さんです。
いつもの出会いに感謝。
元気に飛んで、たくさん子どもを残してほしいですね。
(黒姫事務局 嶋本)
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