【森の様子】森の常連 ヒメシジミ

お知らせ

0701_himeshizimi1.jpg今日は晴天。
雨が多いこの時期、お天気の日には森が急に賑やかになります。

ひらひらとナワシロイチゴの花にとまったのは、ヒメシジミ。

この子達は6月下旬から盛んに飛び始めました。
 
表側の翅が青色ならオス、茶色ならメス。

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翅の色や柄を見せて、お互いに「仲間なのかな?メスとオスどっちかな?」と確かめ合います。

お見合いが成立したのか、この後一緒に飛び合いながら、求愛行動をしていました。

0701_himeshizimi3.jpgこのヒメシジミ、昔は身近なチョウでしたが、今は多くの地域で絶滅してしまい、準絶滅危惧種に指定されています。

幼虫の時に食べる葉っぱ(食草)はアザミやヨモギなどで色んな場所に生えている植物。


ですが、食草があっても、山の中の明るい林や草地、湿地でないとヒ
メシジミは生きていけないようなのです。

0701_himeshizimi4.jpg

日本に暮らす私達が山を里山として使わなくなったことで、失ってしまった環境です。

多くの生きもの達が影響を受ける中、このヒメシジミも生きることが難しくなっていたのでしょう。

普通に過ごしていると、身近な生きもの達がなぜそこで生きられているか気付けず、失って初めてわかることがたくさんありますね。。

嬉しいことに、アファンの森にとってヒメシジミは毎年の常連さんです。

いつもの出会いに感謝。
元気に飛んで、たくさん子どもを残してほしいですね。

(黒姫事務局 嶋本)


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