弥生池の泥上げ

森の再生

 アファンの森の中にある「弥生池」の水を抜き、底にたまっている泥を上げる作業を行いました。

 アファンの森の活動が始まった当初、谷地環境だった場所に人の手で造成されたのが「弥生池」です。土壌中の水分の逃げ道として、生き物の生活場所として造成されて20年近くになります。これまで底にたまった泥を上げることはしてきませんでした。
 
 かつてニコルは「僕は夏になると弥生池で泳いでいたんだよ」と言っていましたが、現在池の水は濁っていて、ちょっと泳ごうという気になりません。また、底にたまった泥を畑に利用してみたい、という話も出て思い立ったら吉日、実行に移してみました。 

・農業用のため池で行われている「かい掘り」同様、水を抜き、底にたまった泥の一部を 畑の肥料と して利用してみよう。
・そして、水の変化(生き物の変化)を見てみよう。
・水生生物の調査が進み、今後生き物の視点から弥生池に手を入れることが考えられるので、まずは水を抜いた様子を見てみよう。

 という目的で、多くのボランティアの方々にお集まりいただき実施しました。幸い天気もよく暖かい日だったので、ストレス少なく作業をすることができました。

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 生き物をレスキューし(一部は美味しくいただきました)、いろんなことを試しながら、バケツリレーで泥上げしてみました。発電機とポンプも用意し松木さん中心に試してもみました。
 
 上げた泥は、このまま水分を飛ばして、ころあいを見て畑に撒く予定です。

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 場所によってはお尻の高さまでたまっていた底泥。全部上げるには、別に作戦を考える必要があることや、水の抜き方、使いやすい道具、など松木さんの頭の中だけにあったものが、今回の作業で実際に目にすることができたことは今後につながることでしょう。

 作業に関わっていただいた、人と自然の研究所の皆さん、ForestThreeの皆さん、アファンの森財団のボランティアの皆さん、東京環境工科専門学校の有志学生の皆さん、ご協力ありがとうございました。


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