【財団の活動】下草刈り

森の再生

刈り払い機で草を刈っている松木この時期、森での作業といえば下草刈りです。

9月までの4ヶ月間の主な作業の一つです。

 

左の写真は、松木小屋の裏の谷間を刈り払い機で刈りはらっている松木です。

実はこの下草刈り、とても気を使います。

 

 

何でもかまわずに刈り払うなら、道具さえ使えるようになれば上手下手はあるにしても誰でも作業をすることができます。

しかし、刈り払う場所は苗木を植えている場所です。目印の棒を立てているとはいえ、何か考え事しながら作業をしていると、「チュン!」と刈ってしまいます。春の作業が台無しになります。

とはいうものの、この程度であれば慣れると目印をよけながら作業を進めることができます。

 

ヤブ刈りや除伐などを行って植樹した場所は、土の中で眠っていた種から芽を出すことがあります。

地面からこれまで見かけないような芽が出ていたら、刈らずに残しておく必要があるわけです。これを刈り払い機を操作しながら、見分けて、よける必要があるわけです。

 

「草刈ならお手伝いしますよ」と声をかけていただきます。とてもありがたいのですが、植物の、しかも芽を少し出している状態での見分けていただくことが必要になり、それをお話しすると「難しい」となってしまいます。

 

絶滅危惧種などがアファンの森で確認できるのは、この松木の目があるからです。

松木の松木たる所以です。

(事務局 河西)

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