【財団の活動】外来生物駆除やってます
森の再生アファンの森では森林整備を続けてきた結果、たくさんの森の住人たちが戻ってきました。
それは、フクロウやクマの哺乳類であったり、トンボのような昆虫であったり、そして絶滅の恐れがある貴重な植物も。
しかし、その一方で招かれざる者も入りこんでいます。
それは、、、
外来生物。
最近よく聞く事が多いと思います。
今、アファンの森でも問題になっています。
特に困っているのがこちら↓
オオハンゴンソウです。(特定外来生物に指定されています)
一度侵入してしまうとオオハンゴウソウが大きな群落を作ってしまい、元々そこにいた他の植物の生育に大きな影響を与えてしまいます。
生物多様性豊かな森を目指しているアファンの森ではこのような生態系のバランスを崩してしまう外来生物は厄介もの以外の何者でもありません。
分かりづらいですが、写真で見えている緑の大部分はオオハンゴンソウによって埋め尽くされています。
地表に出ている部分だけ刈り払っても根が数グラム残っただけでも再生すると言われているので、出来るだけきれいに抜き取るという地道な作業。
そんな中、1人駆除作業を進める石井です。
とてもではありませんが、1~2人でどうにかなるような量ではありません。
そこで、今回ボランティアで三多摩造園業協働組合の方々に手伝っていただき、一緒に駆除作業を行いました。
造園会社の方々も植えるのではなくひたすら抜く作業は初めてだったのではないでしょうか?
黙々と駆除、駆除、駆除・・・・・
2日にわたって作業していただきこれだけの量が!
株数を数えると4000株を超えていました。
三多摩造園業協働組合の皆さんありがとうございました。
これだけの量を駆除したのですが、実は全体の半分も駆除が出来ていないような状況です。
今後も断続的に駆除作業を行っていく必要があります。
(黒姫事務局 大澤)
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特定外来生物
外来生物であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から外来生物法によって指定された生物。法律によって、飼育、栽培、保管又は運搬、譲渡、輸入、野外への放出などが禁止され、違反した場合、懲役や罰金が課せられるます。
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