【財団の活動】刈り払い部隊出動

森の再生

この土日は、アファンではすっかりお馴染み「のへら隊」の皆さんが森の作業を手伝いに来てくださいました。

森のこの時期の作業はもっぱら下草刈りです。

植樹した木よりも高く草が伸びてしまうために、草刈りをしないと木に光が当たらず枯れてしまいます。

そうならないためにも、ある程度草丈が長くなった段階で刈らなければならないわけです。

120630_kusakari.JPG【草刈り前の状況】

下の左の写真は草を刈る前の状況です。実はここには昨年植樹されてたブナの木があるのです。

分かりますか?周りの草を刈るとブナの木が出てきました。このように木が見えるように周りの草を刈ってあげる作業を坪刈りと言います。

この坪刈りを行う事で刈り払い機での作業が格段に楽になるのです。

なんせ、草が生い茂ると植樹した木も分からないような場所です。そんな状態で刈り払い機を回していたら、誤って植樹した木まで切ってしまいます。

120630_tsubogari1.JPG  
120630_tsubogari2.JPG
【坪刈り前】                 【坪刈り後】

  

坪刈りをしたら、後は一気に刈り払い機で・・・

と、そうはいかないのがアファンの草刈りです。

刈り払い機を回しながらも、今刈っている草は何なのか考えながら進めて行かなければなりません。

これがなかなか神経を使います。

アファンの森には貴重な植物であったり、残しておきたい植物が多数ありますので、それを見極めながら草刈りをしなければなりません。つまり、その見極めが出来ないと草刈りが出来ないわけです。

しかし、そのおかげもあって、絶滅危惧種と呼ばれる植物がたくさんあるのです。

 

そんな事は百も承知の「のへら隊」とアファンスタッフ。総勢6人で刈り払い部隊を結成し一気に草刈りを行いました。

120630_kusakri2.JPG【作業後】

これで、草に覆われそうになっていたブナも太陽の光がよく当たるようになり木の成長が促されることでしょう。

のへら隊の皆様御協力ありがとうございました。

 

120630_hebinukegara.JPG【おまけ】

作業中見つけたヘビの抜け殻

150cm程もありました。

こんな大きくて、しかも破れもなくてこんな状態のいいものは初めて見ました。 

縁起物なんで、財布に入れておいたりすると良いらしいですが、こんな大きな物は入りませんね(笑)

 

(黒姫事務局 大澤)

 







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