【財団の活動】馬搬、再び。
森の再生今週の月曜日からアファンの森には馬が滞在中です。
昨年の馬搬研修と同じく東北からやってきた「サムライキング」と「ダイちゃん」が森の中を歩いている風景が見られます。
前回は馬搬の研修が目的でしたので多くの方々に見てもらいましたが、今回は昨年出しきれなかった材を引っ張り出す事が目的の本格的な作業です。
それにしても、馬がいるだけで森の雰囲気がずいぶんと変わりますね。
書いてしまえば単純な作業なのですが、ずっと見ていても飽きません。。。
大きな機械で木材搬出を行うとすれば山を削り林道をつくらなければなりません。
馬なら林道をつくる必要はありません。馬が歩く道が木材を出す為の道になるからです。
そうとはいえ、馬が歩き、材を引きずればその場所は荒れてしまうのでは?
確かにその通りではありますが、荒れるのは材の搬出を行う短い期間だけで、しかも、馬が通った後の道は硬くなっていません。むしろ適度に耕されて柔らかくなっているようです。
耕された畑に野菜がよく育つように、適度にかく乱された馬の道には新しい植物が育ちやすいのではないでしょうか?
馬搬を行った後の下層植生の状況はチェックしていきたいと思います。
(黒姫事務局 大澤)
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