アファン”心の森”プロジェクト 2008年10月
心の再生10月18日(土)~19日(日)に、盲学校に通う子ども達を迎えての、アファン”心の森”プロジェクトが実施されました。今回は愛知、千葉、神奈川、東京の盲学校から7人が参加し、秋空の心地よい森を2日間過ごしていきました。付添いの方は、始めてアファンの森を訪れるお父さん1人でした。
天気に恵まれ、森の落ち葉の上に寝転ぶのがとても気持ちいいようなアファンの森で、仲間と一緒に森を楽しんだ2日間でした。目が見えないことをこちらが忘れてしまうぐらいみんな活動的で、大きな笑い声が森の中に響きました。また、時には静かに森の音にそっと耳を傾けたり、終始暖かい雰囲気で過ごしていました。もっと森の中で過ごしたかったな、と思える2日間でした。
初日
これまで参加者には長野駅まで来てもらいバスで迎えに行っていましたが、今回は黒姫駅まで乗り継いできて頂きました。
複数回参加した人も多かったので「久し振り~」と声を交わしながら、アファンの森に入って行きます。
おにぎり弁当を食べて、自己紹介をした後に森の奥へ出かけます。落ち葉を踏みしめながら散策、ツルやロープのブランコなど森と仲良くなったあたりで、ティピーの裏で夕食作りです。
メニューは「おやき」と「すいとん」。自分たちで粉をこね、汁に入れたり、具を包んで焼いたり、と賑やかな時間です。どんぶりに4杯も食べる人もいて、大人も子どももおなかいっぱいおいしくいただきました。
夜の森を散歩してホテルに戻り、ピアノを楽しんでこの日は終わりました。
2日目
希望者で早朝散歩に出かけます。ちょうど朝日が昇る時間だったので、みんなで体感しました。鳥の声、朝の空気感を感じたひと時でした。
森に到着してすぐに森の奥のほうへ出かけました。流れる水に足をつけ、いろんな木に登り、ブランコをし、のんびり寝転がったり、少しはなれて森の音に耳を傾けたり…。筒の笛の練習をして、ニコルさんと出会ったときには筒笛セッションをみんなで披露しました。
キノコも少し採ってきてもらって、お昼はきのこ汁にしていただきました。
楽しい時間は早いもので、もうお別れの時間です。
ブランコ、木登りなどそれぞれが楽しかったという感想がもらえ、「また来ます!」と言う声も多く聞かれました。
そう、付添いのお父さんは、2日間森の中で子供とはなれてのんびりと過ごしていただき、リラックスとリフレッシュしていただいたようでした。
今年も予定していた5回の”心の森”プロジェクトが、これで無事に終了しました。何事もなく終了できたことは何よりだと感じています。
協働 : 日本アムウェイ合同会社 One by One こども基金
協力 : 株式会社インテージ