企業の新入社員研修

心の再生

 ゴールデンウィークも後半を迎えた5月4日、昨年度よりご支援をいただいている株式会社ディー・エヌ・エーの方々がいらっしゃいました。

 今回は「DeNA新卒新入社員研修」の一環として、今年度DeNAへ入社した新卒新入社員のうち有志の方々と人事担当者の方が訪問されました。
豊かな森を実際に味わってもらうこと、森に手を入れることがどういうことなのかを体験ただくこと、そして、自分自身のことにも目を向けてもらう時間としました。

 黒姫駅に集合し、数台の車に分乗して移動しましたが、参加者の皆さんはエネルギーが高く、臆することなく表現するなぁと感じました。
 森に到着し、アファンの森の概要をお伝えした後、まずはヤブ刈りをお手伝いいただきました。昨年の10月にも南波社長はじめ社員の方々にお手伝いいただいたその続きをお願いしました。子供の頃は自然に親しんでいて、自然が好きだという人もいれば、これまであまり自然とは親しんでこなかった人、あまり好きではない人まで様々でしたが、皆さん一生懸命に作業していただきました。

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         作業前                    作業後

 

 ティピーの裏で地元の食材を使ったお弁当を食べ、午後はアファンの森を松木の案内で見ていただきました。

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午前中の作業がこんな森になるための一歩であることを肌で感じてもらいつつ、長期的な視点に立っていること、次世代が育っているのが森であること、放置せず林床に光が届くよう手を入れる意味、など企業と共通する話がいくつもでてきました。一方で、タラの芽など森の恵をむじゃきに喜んでいるシーンも見られました。

作業で汗と一緒に都会の垢を落とし、森の豊かさを肌で感じて身も心も緩んで開いた後、少し自分のことをみる時間としてアートセラピーを実施しました。
心の森プロジェクトでも実施しているもので、パートナーを決め、画用紙にクレパスで絵を描き、描いた絵を見せ、周りの人はその絵を見て感じたこと伝えるという時間です。

 


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 感情や思いなど内面に起こっていることをそのまま表現することは、その人が成長することにつながると考えています。絵を描くことも表現の一つで、内面が映し出されるようです。その絵を見て、感じたことをお伝えすることは、本人は気づいていないことが言葉として伝えられる場面になります。

 とかく、このような場面になると照れや恥ずかしさなど、さまざま反応により自分を少し閉ざしてしまうこともありますが、今回の皆さんはとてもフランクに明るく、それでいてごまかすことなく表現してい多様に感じました。これから各部署で力を発揮する皆さんにとって、自分の今の状態を知り、自分の隠された一面に気づく時間になったと感じた時間でした。

 山菜の天ぷらに手を伸ばしてもらい、お腹も満たしてもらい今回の研修を終わりにしました。

 こうして文章に書くとかたい様に感じるかもしれませんが、参加者の新入社員の皆さんは終始明るく、正直な雰囲気の中過ごしていただき、有意義で楽しい時間だったと感じる一日でした。会社に戻り自分の力を発揮することへお手伝いができた気がして、嬉しい一日でもありました。


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日常生活で内面を見せ合い、感じたことを伝え合う機会を皆さんはお持ちでしょうか?なかなか難しいと思いのではないかと思います。
 「豊かな森」という無条件に受容してくれる雰囲気のなか、内面に抱えていることを表現することで一歩レベルアップして日常に戻る、そんな時間がアファンの森では流れています。「企業は人なり」あまりにも有名な言葉ですが、そんなお手伝いができるのではないかと感じています。
 
 株式会社ディー・エヌ・エーのHPでも活動の様子が紹介されています。
こちらをご覧ください。
http://www.dena.jp/company/afan080504.html

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