【財団の活動】アファン”心の森”プロジェクト 2009年5月
心の再生5月16日(土)~17日(日)に、盲特別支援学校に通う人たちを迎えてのアファン”心の森”プロジェクトを実施しました。愛知、神奈川、千葉、東京から9人の子ども達と、親御さん3人が春の森に包まれました。
今回は2日間とも雨模様の森での活動となりました。
黒姫駅に到着し、バスでアファンの森へやってきた参加者。中には少し緊張している人もいましたが、「ひさしぶりです」と元気よく挨拶してくれる人もいます。9人うち7人がリピーターでした。
最初にあったころに比べるとそれぞれに成長していることが感じられて、そんな人たちにまた出会えたことがうれしく感じます。
松木の大きな手と握手をしてアファンの森に入り、活動が始まります。
途中から雨が降ってきましたが、色とりどりのレインウエアを着てそのまま森で遊び続けています。ほかの参加者と一緒に楽しむ人、やりたいことがあるのでパートナーと自分のペースで楽しむ人、さまざまです。
親御さんも、しっとりした雨の森をのんびり味わっていただいています。
夜の森の雰囲気を味わい、手作り楽器でセッションしたり、ゆったりと過ごしてホテルに戻りました。
ニコルに迎えられてアファンの森に入っていきます。
昨日よりも雨も風も強めでしたが、森の遠くの方でカラフルなレインウエアがそれぞれに動いていて、時々笑い声や驚きの声などが聞こえていました。少し離れた場所からみている私には森と一体となっている感じがしました。
サウンドシェルターで地元のおばちゃんが作ってくれた笹ずしと山菜のてんぷらをほおばりながらの昼食。もうこのころには大人も子供も肩の力は抜けていて自然な表情がうかがえます。
実はこの日、参加者の中に誕生日の人がいました。その人がいないところで全員で打ち合わせをし、誕生日のサプライズ。ハッピーバースデーの合奏とニコルからのケーキが手渡されました。
少しびっくりした様子でしたが「嬉しい」と言ってくれ、隣に座ったニコルといろいろな話をしていたようです。
あっという間に時間は過ぎ、黒姫駅からそれぞれの自宅へ帰って行きました。皆さんが帰った後のアファンの森はいつもと変わらずにいます。「受容の存在そのもの」ですね。
毎回、目に障害があることをスタッフが忘れてしまうほど活動的で楽しんでくれています。今回は特にそれを感じました。パートナーと一緒にずぶぬれになって馬鹿笑いしている人、「森を歩くのもいいね」と言ってくれた人、初参加の人を気遣ってくれるリピーター、…。
森で過ごすあたたかい大家族 そんな雰囲気でした。一緒の時間が過ごせて、なんとも言えない幸せな時間を過ごしたように感じていました。
協働 : 日本アムウェイ合同会社 One by One こども基金
協力 : 株式会社インテージ
(事務局 河西)