【財団の活動】アファン”心の森”プロジェクト 2010年3月
心の再生先日の3月29日から31日の3日間、「アファン”心の森”プロジェクト」を実施しました。
2010年になって初めての「アファンの森」での大きな活動でしたが、充実したよい時間が過ごせました。
神奈川、埼玉の5つの児童養護施設から小学生22人が参加してくれました。
奇跡的な天候のもと、雪の森を満喫した3日間でした。
初日
前日から降り始めた雪が降り続く中、バスに揺られ参加者がホテルに到着。
緊張や不安、疲労が感じられる面持ちでスタートします。
絵を描いて、その絵を利用してチーム分けし、スキーウエアに着替えて
雪の降るアファンの森へ出かけます。
一晩で20~30cm積もり、まだ雪が降り続いていたアファンの森は、
とても寒く、でもとてもきれいで、まさに雪を感じるにはうってつけでした。
チームごとにアファンの森の奥へ出かけます。
足跡を追ったり、そり遊びしたり、雪が降っているからシートを頭からかけておやつタイムにしたり、
雪降る森に楽しそうな声が広がります。
松木特製のカエデのシロップも登場し、松木小屋で温まりながらホッと一息する時間も。
みんなとてもアグレッシブで、楽しむ力を持っていました。
そして、素直でかわいらしさが感じられました。
昨日とは打って変わって晴れ晴れとした天気。
この日はXC(クロスカントリー)スキーに挑戦します。
オリンピックでも競技がありましたが、細くて軽く、かかとが上がる歩くスキーです。
経験のある方はご存知かと思いますが、ゲレンデを滑り降りるスキーとは全く違い、
なかなか手ごわいものです。
運動の得意な人は、どんどんうまくなります。
運動が苦手な人も、雪質が良いからやっぱりうまくなります。
途中でうまくいかず投げ出してしまったり、斜面が怖くなって動け無くなってしまったり、
でも、みんなそれを乗り越えてきます。
午後には林間コースも苦にならないぐらいになります。
今晩の夕飯は、ホテルで自分たちで作り、
満月の夜を散歩に出かけました。月夜の雪合戦も繰り広げられます。
体が冷えきる前に、広間に戻るとそこにはニコルが。。。
北極の話が語られ、みんなじっと耳を傾けました。
この日には大きな家族のようになっている感じがしました。
3日目
この日は、戸隠奥社の森へ出かけます。
雪が積もっているこの時期にしか会えない、「森の主」にみんなで会いに出かけました。
「森の主」の前で集合写真を撮り、自然の大きさを感じた後は、
戸隠そばのお昼ごはん。
3日間を振り返りながら絵を描き、描いた絵を見せあい、分かちあってスタッフとお別れです。
長野駅へ向かうバスの窓からは、いつまでも振ってくれる手がたくさんありました。
毎回、課題は出てきますが、無事に3日間過ごし、笑顔で別れることができたこと、
そして天気にとても恵まれたことがホッとしています。
スタッフ一人ひとりが真摯に向き合って、共に過ごしてくれたことが
きっと子ども達の心にも響くと信じられる3日間でした。
感謝
協働 日本アムウェイ株式会社 One by Oneこども基金
協力 株式会社インテージ
(事務局 河西)