【財団の活動】「復興のための森の再生プロジェクト」 当日の様子
心の再生10月10日~12日に実施した「復興のための森の再生プロジェクト」。
その3日間の様子について、スタッフとして関わってくれた須藤史さん(フォレストネーム:クロ)が書いてくれた記事がありますのでご紹介します。
* まだ、写真が上がってきておりませんのでテキストだけですが、アファンの森をご存知の方は森の様子を思い浮かべながらお読みください。
(黒姫事務局 河西)
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体育祭日和ならぬ、森で遊ぶ日和の最高の秋晴れだった10月10日~12日の三日間、
被災地の一つである宮城県仙台市から親子7組17人と子供12人が招待され、「復興の為の森の再生プロジェクト」がアファンの森で行われました。
初日、仙台市から長時間のバス移動で到着したアファンの森。
秋の香りを纏った風とあたたかい木漏れ日の中で、ニコルさん松木さんに迎えられ、森に入りました。
もしかしたら森で遊ぶ事を子ども達以上に楽しみにしているスタッフとともに、アファンの森の中で絵を描いて、その絵を利用してグループ分けをして、大人と子供別々に森の遊び第一弾開始!
まずは森のガキ大将たちについていきながら、それぞれのグループでアファンの森を味わいました。
すでに友達同士の子もいたけど、まだまだ子供も大人もぎこちない感じ。
でもこの短い時間で皆が共通に思った事は「明日が楽しみ!」でした。
2日目は朝からほぼ全員参加で早朝ハイクをしました。
朝食前のぶらり散歩で鳥の説明を聞きながら双眼鏡でいろいろ見てる子や、栗を袋一杯に拾っている子もいました。
子供たちの環境への適応能力の高さ&早さには毎度驚かされます。
そしてアファンの森に移動して遊び第二弾開始!
それぞれ前日のグループごとに下見した場所や新たな場所を目指して、もう自分たちの馴染みの場所であるかのように飛び出して行きました。
まったり森と触れ合うグループ、
子どもが木に実のってる!?と思うぐらい多くの子が木に登っているグループ、
森に対して何か自分たちで出来る事はないかと奮闘するグループ。
それぞれが、意図して集まったグループではないのに似たような感性で、似たような方向を向き、好きなことをしていました。
お昼になっておいしいお弁当をたべてると、松木さんから焼き栗とかぼちゃの差し入れが!
運よく松木小屋の前にいたグループは思わぬ秋の味覚に、ちょっと得した気分!
腹ごしらえが終わったら、また新たな場所を求めあっちへこっちへ。
でも、いつのまにか全員が同じところに集まってきて、木にロープをかけてブランコをつくったり、ハンモックでくつろいだり。
午前中に鬼ごっこをしていたグループは新たなメンバーを誘い、
「子ども軍団」VS「大人軍団」 開始!
体力的には圧倒的に子供達のほうが有利でしたが、大人たちもなかなか負けてはいませんでしたよ!
明日以降の筋肉痛が、、、とだんだん大人の脱落者は増えていきましたが。。。
坂道を猛ダッシュで駆けていく姿、「かかってこい!」なんて挑発してる姿は、
なんだか皆野生に帰ってる? というぐらいかっこよかったです。
一日ひとしきり遊んだらあっとうゆう間に辺りは薄暗くなり、日が落ちる前にと焚き火を囲みながら夕食作り。
久しぶりに大人も合流して、大家族でキャンプをしているみたいでした。
この日は満月前でほぼ満まるんなお月様に照らされて、なんとスタッフの一人が(実にそれっぽくない人が)ケーナを奏でてくれました。
焚き火のはぜる音とメロディーのコンチェルトがみんなを包み込んで、ざわざわしてた子供達もいつの間にか聞き入ってました。
この日の最後は明かりを消し、森と動物達の気配を感じながらナイトハイクをしました。
いつもよりうるさく感じた車や飛行機が通り過ぎると、木々のざわめき、枝の落ちる音、そしてなにかの足音。昼間とは様子の違う森、月光浴を堪能して宿に戻りました。
3日目、晴れたおかげかこの日も早朝ハイクは大人気。
前日に見れなかった黒姫山も見ることができました。大人も子供も共に火を囲んだせいか、ぐぐっと身近になり朝からとても和気あいあいとしていました。
「誰かタオル忘れてるよー」をBGMに、おいしかった、、じゃなかったお世話になった宿に別れをつげ一同最後のアファンの森へ。
この三日間で何度も通った道、初日よりも皆の距離が体も心も近い状態で歩いていきました。
絵を描いて、最後の森遊びは子供も大人も一緒に!!
思い残さないように、今この時を共有している仲間達と時間ギリギリまで遊びました。
名残惜しいかな、お別れセレモニーではあちらもこちらも涙が、、、止まらないです。。。
楽しかった! また来たい! ありがとう!! 元気でね!!
あったかいですね。親戚が一気にたくさんできました。
三日間本当にありがとうございました!
(サポートスタッフ 須藤史)