【財団の活動】“心の森”東松島市の子供たち2012年9月
心の再生9月15~17日の3連休は、宮城県東松島市の子供たちを招いて、アファン“心の森”プロジェクトが実施されました。
アファンの森に来てくれたのは小学校3~6年生の男女合わせて20名と引率の大人4名です。
東松島からバスで移動すること7時間。
「お昼が少なかったー」と若干不満げな表情とともにバスから降りてきました。
出迎えたのはニコルの大きな手。
1人1人握手をして森へと入り、ニコルと共に大きな深呼吸。
大きく吸い込んで、大きく吐き出すを繰り返す事3回。それ以上やるとくらくらしてしまうのでしないでくださいね。
体の中は森の新鮮な空気に入れ替え完了。
すると、バスから降りた時と顔がちょっと変わっているような・・・すっきりしている?そんな印象でした。
森の入口からティピ-の裏へ移動して、みんなでお絵描きタイム。引率の大人も、スタッフの大人も全員で、子供と大人はペアになって描きます。
その絵を使って子供たち自身が選んでグループ分けを行い、そのグループが今日からの3日間を一緒に過ごす仲間です。
早速グループごとに森の遊びに出発!
初日は森で遊ぶ時間はちょっと短めなので、明日に備えてどんな遊びが出来るのか考えながら、遊びます。
サワガニを探したいといったその子はアファンの森は2回目の参加。
前回来た時もやった、と大きな石を動かしてカニをさがす姿は小慣れたもので、森と馴染んでいる感じがしました。
初参加の子供たちも、その子に引っ張られるようにサワガニ探しに夢中になっていました。
2日目
森で朝から晩まで過ごす、長い一日。
初日に出来なかったことを全部やろうとそれぞれのグループは散っていきます。
やはり、木のぼりは人気。スルスルと上まで登っていく子がいるとそれに続けとみんなが登りはじめました。得意不得意は有りますが、それぞれが登った木の上から見せる表情には笑顔が見えました。
最初はなかなか登れなかった木に何度も挑戦し、苦戦していた木にいつの間にかスルスルと登ってしまう。自分が登れないと思っていた所に登れると自信もつくのでしょう。顔の表情が変わります。
ちょっとした事で大きく変わる子供たちの成長に驚かされました。
キノコが苦手な子も食べられる、森にはそんな力もあるのかも、と感じずにはいられませんでした。
午後もたっぷり遊んだ後は、みんなで力を合わせて夕食のすいとんを作りました。
それにしても、みんなチームワークが良い事!
それぞれが自分の仕事をサッと見つけて手伝う手伝う。ちょっと押していた時間も取り戻せてしまいました。
夕食を食べて火を囲んでのんびりしたら、いよいよナイトハイクに出発。
新月の夜、真っ暗闇。怖いという声もでるなか、空を見上げると見た事もない程の星の数。
新月だから見られた星空でした。
3日目の始まりは早朝ハイクから
前日、森で夜までたっぷり遊んでいたにも関わらず、みんな元気に早起きです。
最終日の森は、今の気持ちを絵に描いてから、最後のひと遊びです。
元気よく遊んだグループもあり、のんびり出発までの時間を楽しんだグループもあり、楽しみ方は色々でした。
お別れセレモニーでは一緒に過ごした1人1人に出会い、握手やハグで気持ちを伝えあいました。
すると、別れを惜しんで涙があふれる子も・・・
バスが出発してもしばらくは涙が止まらなかったと、バスに乗ったスタッフに後から話を聞きました。
バスはスタッフ全員の手を振る中ゆっくりと遠ざかっていきました。
(黒姫事務局 大澤)
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