【財団の活動】心の森 地元長野の子ども達
心の再生急に気温が下がり、森も色づき始めた10月27日(土)、28日(日)に
心の森プロジェクトを実施しました。
今回は、私達が自由に参加者を募ることができたので、地元長野の子ども達をお迎えしました。
10/27(土)は長野養護学校に通う小学部の子ども達
10/28(日)は長野と松本の盲学校に通う小学生から高校生
と共に、それぞれ日帰りで秋のアファンの森を楽しみました。
27日(土)気持ち良く晴れたこの日、
長野養護学校から2人がお母さんと一緒にアファンの森に来てくれました。
(急きょご都合が悪くなったり、体調崩したり、でお二人でした)
バスで身支度を整えて、スタッフとペアになってアファンの森の中へ入ります。
どうなるかな、と少しドキドキしながらお迎えしました。
初めての場所、初めての人には慣れるまで時間がかかる子もいます。
そもそも、養護学校の子ども達を迎えることは初めての機会でした。
2人とも森に入る事にはあまり抵抗なく、いろんなものに興味を持ってくれる子もいました。
午前中は、アファンの森を散歩です。
たくさん歩いてひと休みして、もあれば
いろいろ見ながらゆっくり歩いて、もありました。
キノコ、カエル、ウバユリの種、水路に足をつけてみたり、太陽が当たっているところ、木陰になっているところ、などなど。
サウンドシェルターで焚き火を見ながお昼ご飯を食べ、午後は、もう少しアグレッシブになりました。
とにかくたくさん歩いて、ときどき走って楽しむ子は裸足になることも好きなようでした。
午前中ゆっくりペースだった子も、木登りや藪漕ぎ、急坂を登って転げ降りるまでして笑っていました。
午後はお母さん方とも離れて、子どもとスタッフだけでのびのび活動し、お母さん方も森の時間をのんびり過ごしていただきました。
28日(日)は雨模様でした。
長野市と松本市にある二つの盲学校から全部で7人とその兄弟や親御さん、あわせて12人が来てくれました。
パートナーと出会い、ニコルと握手してアファンの森に入ります。
深呼吸をして活動開始です。
とはいかず、木登りを始めたり、
「水路に入ってみるか」の声に「入ってみたい」と元気な反応が帰ってきて、
長靴で水路に入って進んでみたり。
水路に足を入れたまま、しばし粘土細工もしてみました。
さっきまでにぎやかだったのに、みんなとても集中して器を作っていました。
昼食後も、笹船を作って流したり、ツルのブランコに揺られたり、木登りも。
石がゴロゴロしている場所を流れている沢を、上流に探検しも行きました。
ちょっと雨脚が強くなったらスギの下で雨宿りです。
夕方、火を焚いたサウンドシェルターでニコルの「サウンドシェルター」の話しに集中し、その後ティピーで夕食を作って食べました。
そして、ナイトハイクへ、と考えていましたが、
雨脚が強くなってきたので、ティピーの中でいろんな歌を歌い、いろんな話をしました。
親御さんは、食事の時間以外はほぼ別行動で、森の中で一人で過ごしていただく時間も取りました。「こんなの初めてで、貴重な時間だった」と言っていただきました。
あいにくの天気だったにもかかわらず、みんなが全てを楽しんでくれたように感じました。
終始明るい雰囲気で、楽しく言葉を交わし、何かに取り組んでいる時は集中する。
一緒に居てとても気分がよく、こちらが元気をもらいました。
これまで実施できそうでできなかった地元の子ども達を迎えての2日間。
普段はあまり触れることのない豊かな森は、いろいろな刺激を与えてくれたように感じました。
(日頃いろいろなところへ出かけている養護学校の子ども達も、
豊かな森に出かける機会は無いとのこと。)
長野県で暮らしてる子ども達にも、豊かな森で過ごす時間の必要性を改めて感じました。
協賛 OnebyOneこども基金 (日本アムウェイ合同会社)
協力 インテージ株式会社
写真 管洋志
(黒姫事務局 河西)