雨の降り方が異常で、各地で大きな被害が出ております。謹んでお見舞い申し上げます。皆さんのお住まいの地域は大丈夫でしょうか。
アファンの森も突然の豪雨が降り、用水路や池があふれるなどが起こっていますが、大きな被害なく過ごしております。
雨の降る日は家でのんびり、というのが地元の人の過ごし方ではありますが、雨のアファンの森を少し歩いてきました。先日の会員見学会も雨降りでしたが、空気がしっとりし、森のにおいが立つ感じがして、また趣が違います。
今回は雨に濡れる花々が主張していたので集めてみました。
まず、目に入ってきたのはこんなシーンでした。
特に水が流れ込んでいるような場所です。
一番目に付く紫色の花は…
これです。
ツリフネソウ。花のつき方が面白いですね。
こちらはキツリフネ。
黄色いツリフネソウです。
どちらもおもしろい花の形をしていますね。この形にもツリフネソウなりの子孫繁栄戦略があるようです。
これはツリフネソウの果実なのです。キツリフネもそうですがこの実が熟すと、ちょっと触っただけでホウセンカのようにはじけて、中にある種がばらまかれます。
ちょっと触ってみると…
これが、はじけた後の果実です。
ツリフネソウの学名は Impatiens textorii
キツリフネの学名は Impatiens noli-tangere
学名はラテン語で示されますが、「Impatiens」は「気短」の意味で、果実に少しでも触れると種をはじきとばすことから名付けられたようです。
そして、キツリフネの「noli-tangere」は「私に触るな!」という意味のようで、全体で「こらえきれないから、触っちゃダメ!」というような意味になるわけです。
こんな風にして草花を覚えると楽しいものです。私が、学生の時実習でこれを聞いて以降忘れたことはないです。。。
こちらはご存知ツユクサですね。
ツリフネソウと混じって咲いています。
この時期は紫~青系統の花が多いような気がしますね。
これもその一つ。
どこかフジの花に似ていませんか?
その名もクサフジです。
こちらは、まだこれから色づきますが、イヌタデだと思います。
別名「赤まんま」と言うと「あ~」という方いらっしゃいますでしょうか。
この花をお赤飯に見立ててままごと遊びをしたことから付いた名前のようです。
実はこの花々は、10mほどの範囲で咲いていた花たちです。
傘を片手にしゃがんでみるとこんな花に会える、アファンの森です。