2009年2月

事務局日記

 
 










2月4日の森の様子をお伝えします。

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今年は雨が降るような暖かい冬で、森の積雪もあまり多くはありません。
淡い日差しが雪の上にやわらかな模様を描き、いつもの冬には雪で倒れてしまうオオウバユリがドライフラワーになってスポットライトを浴びていました。

 
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足元に目をやると、ところどころぶつぶつに細かい穴が開いたようになっています。
木の梢についた雪が溶けてしずくになって落ちてくるのです。
夏はどこを見ても緑の森ですが、冬の森は葉がないので、仰ぎ見ると空の青さがとくに目にしみます。森の中からはっきりと黒姫山が見えるのも、晴れた冬の日ならではです。
冬は曇っている日が多い日本海側の気候の影響を受けているアファンの森の、冬の楽しみの一つです。

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動物たちは雪の森でどうしているでしょう。
小さな足跡をみつけました。足跡というか、しっぽ跡のほうがめだちますね。アカネズミでしょうか。足跡をたどっていくと、シイタケのほだ木が積んであるところで消えていました。ここなら雪もしのげるし、いい隠れ場所を見つけましたね。
ところどころ雪が黄色くなっていて、そのひとつにちいさなフンがありました。でも、足跡はありません。なにかが木の上から落としたものなのでしょう。アファンの森には木に登れる哺乳類がテン、ハクビシン、リス、ムササビなどたくさんいますが、これは何でしょう・・・。


 

 

 

 

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R0015544.jpg苗木の場所ではトチの木の大きな冬芽が、ウサギなどに食べられないようにネバネバのコートを着て春を待っていました。まっすぐ延びていた中心が何かにやられてしまったのでしょう。でも大丈夫、ちゃんと横から芽が出て、やあ!と挨拶をしているように上に向かって枝をを伸ばしています。
小さな冬芽からはすでにこれ葉が出ていますか!?まだ雪が溶けた氷が枝にくっついてキラキラしていますが。
そしてついに見つけてしまいました。雪が早くに溶ける小川の中、つららが指し示していたのは明らかに緑の草でした。

 

 

 

2月の初めと言えば、まだまだアファンでは真冬ですが、今年は春が早そうです。

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