いい炭が出た!

事務局日記

「今日は初めて炭といえるものが出た」

 松木さんがいつにもましてご機嫌なのは
炭焼きをはじめて2ヶ月、ようやく窯がおちついて、
いい炭が出てくれるようになってきたからのようです。

「いい炭、焼きたいんだけどなー」

 松木さんが求めているのは20年ぐらいの年輪が荒くてやわらかいナラの木。
里山がまだ健全だった頃の、
今はもう行われていない、炭の品評会に出すような窯ができつつあるようです。

 今、焼いているナラは森を整備して出た40年ぐらいのもの。
放置されて荒れた里山には松木さんの求めるような若い木がないのは残念ですが、
12月はじめごろにはきっと最高の炭が出るでしょう。
(t)

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