【事務局日記】那須御用邸での自然環境調査

事務局日記

もうひとつ新聞記事より。

「那須御用邸:「動植物相2」出版 自然環境調査、4946種が判明 /栃木」

03年6月から5年間にわたって実施された那須御用邸(那須町)内の自然環境の調査結果をまとめた「那須御用邸の動植物相2」が出版された。前回調査(97年から5年間)と合わせて、那須御用邸内には4946種の動植物がいることが判明し、今回調査では新種のシモツケトホシハムシが見つかったほか、国内初の6種のガや、県内初の152種の昆虫も発見された。

(毎日新聞5月14日)

http://mainichi.jp/area/tochigi/news/20090514ddlk09040126000c.html

 

記事では、調査メンバーの代表の樋口弘道さんが

「人や車の出入りが制限され、長年にわたり環境が維持され、多様な自然が残されていることを改めて確認した」とコメントしたとのこと。

今回は2期目の調査で、1期目の結果と大きく差はないようです。

 

アファンの森でも生物相(生き物の種のリストアップ)は調査を続けています。

現在確認できている種数は…

植物類 : 493種
菌 類 : 343種
両性類 : 7種
鳥 類 : 約65種
哺乳類 : 15種

です。昆虫類の調査はごく一部のグループでしか実施できていません。

 

単純に那須御用邸で確認された種数と比べて…ということではありませんが、科学的な目で見た記録を残しておくと、情報を共有できると感じています。

また、その生き物が確認できたこと、あるいは確認できないことから現地の環境を見ることができ、生物多様性を保全しようとする取り組みには必要なことだと感じています。

(事務局 河西)

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