松木小屋の前の池に、何かがじっとしているのを見つけました。
近づいてみると…
ツチガエルでした。
背中にイボのようなものがたくさんあるので、イボガエルなんて呼ばれてもいますね。
このツチガエル、アファンの森では普通に見かけるのですが、実は長野県のレッドデーターブックに記載されている生き物です。
絶滅危惧Ⅱ類。つまり、「長野県内で絶滅の危険が増大している種」なのです。
水田や池沼などの浅い止水や緩やかな流水で繁殖し、水草などに卵をうみつけます。
と、ここまでは特に絶滅の危険を感じることはないのですが、
ツチガエルのオタマジャクシは、水中で冬越しをします。
ということは、冬の間も水が張られている必要があります。
お気づきになりましたか?
近年、乾田化や冬場は水を通さないために、冬の間水が張られない田んぼが増えたので、越冬できる環境が減り、そのため個体数が減っているようです。
それにしても、独特な姿ですね。
(事務局 河西)