【森の様子】濡れ手にハチミツ…

事務局日記

春の花の中では花期の長いニリンソウがまだ名残り咲きという感じですが、
この時期ニホンミツバチの行動が活発です。
先日松木さんが炭焼き小屋に巣箱を置いたところ、翌日にはニホンミツバチがやってきました。
これで、女王蜂が入ってくれれば働きバチが巣を作り蜜を貯めて…シメシメ。

 




争いに敗れて地面に落ちたニホンミツバチところが、やってきたミツバチ同士が何やら巣箱の前でもつれ合って互いに攻撃している様子。
中には地面に落下してよちよち歩いているハチもいます。
???
こんなんで美味しいハチミツを運んでくれるのかな?
これを見た松木さん、何やら嬉しそうな顔。

 

 

 

2つ目の巣箱翌日森に行ってみると、炭焼き小屋ではなく、松木小屋の裏にもう一つの巣箱が置いてあります。
巣箱からはニホンミツバチが出たり入ったりとてもにぎやか。

 

 

 

 

2つ目の巣箱に入るもう一つの群れ

「ほ~。入った、入った!!」
「この時期のハチはおとなしくて刺さねぇんだ。」
松木さんおもむろに巣箱のフタをはずしてみると、たくさんのミツバチが入っていました。
「はえーな、もうこんなに入ってらぁ」
ほんとうに刺してきません。 

 

 

 

なぜ2つの巣箱に分かれたのか松木さんに尋ねてみると、こういうことでした。
ニホンミツバチが巣を作れる場所を探して飛び回っていたところ、炭焼き小屋にちょうどいい巣箱が1つあった。見つけたのは2つの群れからやってきたそれぞれ別のミツバチ。
そこで1つの巣箱をめぐって争いが起きたのを見て取った松木さんが、「これはいいや!!」と
もうひとつ巣箱を持ってきて少し離れた松木小屋の裏に置いた。
そこに負けた方(平和主義?)の群れが入って巣作りをはじめた。 

なるほど。
自然をよみとる経験と知識が
濡れ手に粟ならぬ”ハチミツ”を呼び込むんですね...たぶん。

 

指の上にとまるニホンミツバチ おとなしく刺さない

 

 

 

 

 

 

 

 

(事務局 堤)

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