【事務局日記】図鑑
事務局日記
「日本の野生植物」(1981年、平凡社)です。
野外で分からない植物があると、フィールドから戻った後この図鑑でよく調べたものです。(学生の頃の話ですが。。。)
A4サイズの厚さ3~4cmが3巻セットになっています。
大きいし、高いし、図書館や研究室などで所蔵してあり必要な時に借りて開くものでしたが、この事務所にやってきました。
ある個人の方からご寄付いただいたのです。
ときどき、松木さんから「これ、なんだぁ?調べてみてくんねぇか」と宿題がくるのですが、この図鑑があるおかげで安心です。ありがたいことです。
ご寄付いただいた方は、森での作業や事務局での作業をお手伝いいただいている方です。この場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。
ちなみに、この図鑑には”フィールド版”もありまして、野外で名前を調べるために持っているとよい、とアドバイスいただいたことがあります。
これらの図鑑は専門的で、なれないと使いずらいものです。普通に植物を見る方には、むしろ、花の色別に整理された図鑑の方がなじみやすく、名前も調べやすいとも思います。
しかし、何を根拠に区別をしているか、が示されていてるので、その植物の特徴がつかみやすいとも思います。
少なくとも、名前を調べようとすると、その植物のとても細かいところまで観察せざるを得ないので、頭に入るし、新たな発見があるでしょう。
近くの公園、緑地、雑木林などにお出かけになることがあると思います。
そこで目にする植物は、ほとんど全てが区別されて名前が付いています。
すごいことだと思いませんか?
(事務局 河西)