【事務局日記】生物多様性の取引き
事務局日記今日、こんな記事を見つけました。
『生物多様性でも「排出量取引」?』(日経エコロミー 連載コラム)
温暖化防止対策で行われている「排出量取引」を、生物多様性でも実施しようという国際的な動きがあるようです。
つまり…
生物多様性の価値を数値化して、生物多様性保全の取り組みをお金に換算。
ある企業が、活動により損なってしまった多様性について、
自分たちで多様性保全の取り組みは大変だから、
他の場所で換算された取り組みに、お金を払うことで相殺(オフセット)する、
という仕組みがイメージされているとのこと。
皆さん、どうお感じになりますか?
「金を払って相殺すればいいから、自ら取り組み必要ない」という姿勢を生んでしま産んでしまうのではないか。
「苦手な事業を展開するよりも、多様性保全に取り組んでいる現場への資金提供する方が、現場にとっても資金確保ができる」から効率的ではないか。
・・・
アファンの森でも、生物の多様度をわかりやすい形で示すことができないかな、と模索し始めています。
24年目になったニコルや松木の仕事が「アファンの森」として示されていて、その成果を上手に示せないか、と思っています。
成果が出るのは30~50年後だ、と松木は言います。
そうはいっても、手を入れて数年後の状態が「よくなっている」を導き出せると、
費用を提供する側も、費用対効果として示しやすくなり、ニコル&松木の仕事が正当に評価されるのではないかと思っています。
(事務局 河西)