ヤマアカガエル

事務局日記

この時期、弥生池の周辺をあるくと、ぴょんぴょんとたくさんのカエルのこどもが
跳びまわる姿を目にします。
別に喜んで跳びまわっているのではありません。
人間の足に踏み潰されないよう逃げ回っているだけなのです...。
カエルにしてみたらたいそう迷惑な事です。
命がけなのですから。

カエルのこども

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そっと近寄ってみるとヤマアカガエルのこどもでした。
まだ手と足、口のあたりはゼラチンのように透き通って見えます。
体の大きさは1cmくらい。
なんとまあ小さいことか...。
目だけがキョロリとはっきりしていて、なんとなくオイカワやカワムツのような
小さい川魚の目にも似ています。
両生類ですからね。
(こじつけです)

ヤマアカガエルでした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヤマアカガエルは手足の吸盤が発達していません。
だから、U字溝など直角ですべりやすいところを登ることはできません。
ニホンアマガエルは吸盤が発達しているので、ペタペタと器用に登る姿を見かけます。
ヤマアカガエルが人工の水辺で見られなくなった原因のひとつでしょう。
人間が生き物のことを考えて、少しだけ工夫すれば生きられる場所が増えると思うのです...。

しっぽはもうありません

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(事務局 堤)

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