左の写真は事務所の前の道路ですが、雪の上にたくさんの木の枝が散乱しています。
風でもまれた木々が落としたもので、この道路の様子で風が強かったことが分かります。
それほど風の影響はなく、木々の枝にも雪が乗っています。
「アファンの森の物語」で登場したマザーツリーも,
雪をたくさんまとっておました。
しかし、時間がたつにつ入れて「ごぉ~」と遠くの方のあちこちで音がし始めています。
あたりを飛んでいたカラ類(シジュウカラの仲間がこの時季は群れをつくって動いています)もいつの間にかいなくなっていました。
森に風が吹くとき、木々の揺れている「さわさわさわ…」という音が遠くから近付いてくるあの感じ、ご存知の方も多いかと思います。トトロの森の「猫バス」ですね。
冬の風が強い日は、そんなさわやかなものではありませんでした。
「ごぉ~」という音は、どんどん私のいる場所へ近づいてきます!
「ざぁ~」という音も混じり、もうもうと上がる雪煙も!
あわててカメラを構えて、松木小屋を狙ってとった写真が下の2枚です。
⇒ ⇒ ⇒
あっという間に、雪煙に覆われ目の前は真っ白になり、小さな雪の粒が全身をたたきます。
その数秒後には「ごぉ~」という音は通り過ぎて行きました。
通り過ぎた直後、
太陽の光が差し松木小屋は何もなかったようにたたずんでいます。
ほんの10秒程の「雪のシャワー」の体験でした。
冬の森でしか味わえない、体験です。
(事務局 河西)