先日、雪の森の中を歩いた時の様子です。
ここは4年前までは放置され林でした。
蔓が絡まって曲がりくねった木や、枯れて腐った枝が落ちかけた木が
たくさん立っていた場所です。
【雪に埋もれて木が見えません】 【伐採せずに残した木もあります】
不健康な木は伐採され、明るくなった林床からは種子から発芽した実生がたくさん生えてきました。キハダ、シラカンバ、ウダイカンバ、ヤチダモ、ホオノキ、クリ...。
中には土に埋もれたままで日当たりが良くなり発芽するタイミングを待っていた埋土種子の実生も
あったようです。
植樹した木だけではなく、こうして自然に芽を出した木々がたくさん育っています。
雪がたくさん降り積もって完全に埋もれてしまっている木が多い中、オモシロい表情をした
冬芽が雪の中から顔を出していました。
【ハリギリの冬芽】
トゲトゲでちょっと痛そうな写真ですが、これは「ハリギリ」というウコギ科の木の冬芽です。
同じウコギ科ではタラノキやコシアブラがあります。
どちらも新芽は春の山菜として人気がありますが、この痛そうなハリギリの新芽も食べられます。
タラノキの幹にもトゲがたくさんあります。
あまりにも取って食べられるので、怒ってこんなイカツイ顔に...なったかどうかはわかりませんが
見ているだけでなんだか痛くなってきそうな写真です。
(事務局 堤)