【森の様子】耳から知る春

事務局日記

この時期、森は鳥の声がにぎやかです。

 

入口をはいっていしばらく歩くと、シジュウカラやヒガラ、ヤマガラなどのカラ類のさえずりがそこここから聞こえてきます。

なかには、「何だお前!、こっちに来るな!」という威嚇していると感じる声も。

その時は、そそくさとその場を離れます。

 

水路の流れの速いところからは、ミスの流れる音をバックに、

ミソサザイのフレーズが長いさえずりが聞こえます。

 

まだウグイスは聞こえてきません。

 

目に映る森の春もきれいですが、耳に聞こえる春も楽しいものです。

 

「一筆啓上仕り候(いっぴつけいじょうつかまつりそうろう)」の聞きなしで知られるホオジロは、

まださえずり慣れていないのか、「一筆啓&%$#。。。」と途中でしぼんでしまうような感じでした。

 

さえずりは、主に繁殖期に雄が雌を求愛するためや、なわばりを主張するための鳴き声、と説明されていますが、上手にさえずれないと鳥の世界では「いい男」にはならないんでしょうかね。。。

 

他にも、 

キツツキが木の幹をたたく音や、

天気のいい日には、上空でノスリが2羽鳴き交わしていたり、

夕方薄暗くなると、フクロウの声も。。。

 

そうそう、今年もフクロウは繁殖しています。

現在は卵を温めている最中です。

温めている雌に、雄が「ネズミを獲ってきたよ」と鳴いているのでしょう。

 

見学会等で訪れる方、どうぞあたたかく見守ってください。

お願いします。

 

(事務局 河西)

 

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