私の場合、森へ出かけると、
「あれなんだろう?」と
いろいろ覗き込みたくなります。
で、道から外れてちょっとした草むらの中にはいるのですが、
今日も同じことをしたら、この始末です。
まるでズボンから毛が生えたかのよう。
ここいらの方は「バカがたくさん付いているぞ」
などと バカ と呼んでいます。
チヂミザサです。
毛のついた種のひとつひとつがベタベタしていて、哺乳類などの体にくっついて種をばらまこうという作戦のようです。
ズボンに着いた種は、手で払ったぐらいでは落ちません。
でも、乾いてくると落ちます。
松木によると、水で流してもすぐ取れるようです。
チヂミザサからすれば、くっついてすぐに落ちてしまっては意味がない一方で、
全く落ちないのも根付けないので、ある程度のところで種が落ちる仕組みにしているようです。
それにしても、このズボンではしばらく家の中に上がれません。
困ったものです。
(事務局 河西)